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2015年3月31日火曜日

F3戦闘機に載るとされるエンヂンについて

なんだか怠けてる間にあと数十分で三月が去りそうになっていますね。

・・・本当は今月中に辺野古で捕まったプロ市民のクソコラでも上げたかったところなんですが。

さて、何も無いのもなんですから、今回は先週話題になったF3のエンジンを開発する目途が付いたという話に少し触れて行こうと思います。

かねてより技研本部が開発を進めていた戦闘機用国産エンジンについては、とりあえず現状で9トン程度の出力のものを作れるだろうという話はあったのですが、今回公開された公称15トンという推力はそれを大きく上回り、少なくともスペック上はラプターのエンヂンに並ぶものであります。

ただ、このハイパワー・スリム・エンジンというモノに関して、現状で公開されている資料を読む限り、これは特に革新的な新技術・新機軸が投入された代物というよりは、既存の技術を逐次的に発展させて、高圧圧縮機の軽量化とタービン入口温度の高温化によって、冷戦時代末期に既にアメリカが実用化していたものを、ようやっと日本独自の技術で追い付いたというのが実態のようです。

 しかしながら、日本の場合これを元に実機を作るとなった場合、基本的に専守防衛を旨とする自衛隊へ独自開発の戦闘機をという形になる為、ラプターやライトニングⅡのようにあれもこれも求めるというのではなく、戦術上ある程度必要とされる機能に絞り込んで開発する事が可能となるため、これまでの基礎研究の積み重ねも考え合わせると、結構安く早く仕上がるんではないかと期待できる話ではあります。