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2012年6月28日木曜日

旦那さんは幹部自衛官

おじゃわについていく人が結構多かったようで、みんちゅは事実上の分裂状態になっとりますな。

ただ、「おじゃわについて行った」と考えるとアレに聞こえるやもしれませんが、そもそも国民に負担をかけずに社会保障を充実させるってのは連中の本来の主張であり、今更金がないから消費税を増やすのだとか言うようじゃ、そりゃ最初っから自民が主張しとったことです。
しかも、年次あたりの国債発行額は小泉以降最低限の景気対策をやりながらも緊縮・合理化路線をやっていた自民党のおよそ倍になってるわけで、そういう拙いお金の使い方をしながら増税をやるのじゃ、そりゃそんなもんは民主党じゃなくて劣化自民党とでも呼ぶべきです。

そういう意味じゃ、消費増税造反組は政治家としての筋を通したと言えましょう。

一方、野党自民党は
「うちは最初から増税に賛成してるのに、民主党の内部がこれでは
議論に参加できない。
反対派の処分ははうやむやにせず、民主党から切り捨ててみせろ。」
と、申しておりますが、民主党の連中は党を割ることを恐れて及び腰になっております。

事実を申し上げれば、消費税造反組も自民党もそれぞれ正反対の主張ながら己の筋を通しているという事なのに、民主党の方はのらりくらりしながら権力にしがみついているというのが現状です。

これを小沢グループは議員をもぎ取って民主党内でのイニシアチブを奪取しようとしていて
自民党はその内紛を政局に利用して国会運営を妨げている。

・・・とでも言わんばかりに報道する連中は腹切って地獄に落ちて又吉イヱスにでも火あぶりにされてればいいと思いますよ?

さて、小官は先日書店でヨメさんは萌え漫画家なるエッセー漫画を見つけましたよ。
コゲどんぼという萌え漫画家の人が佐官クラスの幹部自衛官と知り合って3.11でだしぬけに忙しくなった中バタバタと引越しを済ませて沖縄で結婚式を挙げるというお話です。

言うまでもなく、一体何がどうなれば女性の漫画家が幹部自衛官なんぞと知り合って結婚まで進むのかというのは誰でも非常に興味のあるところでしょうが、何でも元々歴女だったものが漫画に描く資料を集めてる間にミリヲタ化し、かような運びと相成ったのだそうです。

戦艦大和がきょぬーのおねいさんになる漫画を台湾の人が描くなど、ここ数年ミリタリーの萌え化というのが言われてますが、ミリクラあくしずみたいな雑誌が商売として成立するあたり、こういうのは水面化してないだけで結構多いのではないでしょうか。

2012年6月21日木曜日

菅直人全部悪い説

京がアメリカに追い抜かれたようですね。
地球シミュレーターより短くおよそ一年で天下を奪われたわけですが、アホたれのレンホーが余計なちょっかいをかけなければ完成が早くなっていた分もう少し長く首位に居られた筈だと思うがな。

さて、そんな中あの菅直人が「自民党を勝たせたらまた原発推進だ」とやったようですよ。
・・・大飯の再稼働決めたのは他ならぬ民主党だし、あんた自身福島の事故の時には事故を収束できるスキルを持った連中を原発ムラと決めつけてトンチンカンな指示ばっか乱発して現場を混乱させてたのでは?
しかも最近になってアメリカから提供された汚染地図を官邸ぐるみで握り潰してたという話も出てきてたような・・・

 というわけで、今回は福島の事故に関しては菅直人が全面的に悪いという論陣をはってみましょう。

ネタにするのは大規模原発事故の人体に対する影響です。
この件に関してチェルノブイリ事故を例にするとIAEAが”明らかに原発事故の影響だ”と認めたのは甲状腺がん・・・特に子供の甲状腺がんの増加であります。

菅直人言うところの原発ムラ側の人間の人の言い分はざっとこんな感じであります。
で、ウィキペディアで”チェルノブイリの原発事故の影響”と調べてみると判りますが、国連の調査によると甲状腺がんの発症率が55倍に増加してる一方、乳がんや肺がんなどの発症率は事故前の2倍か1.5倍程度に増加しているというお話です。
IAEAがこの乳がんや肺がんの増加を原発事故の影響ではないとしたのは、医療技術の発達により、今までは何の病気か判らぬまま亡くなってた人が癌だと診断されるようになったから直接的に被爆の影響だとは決めつけられないという理屈らしーです。

ちなみに、少々調べてみると判りますが、喫煙による発がんのリスクは肺で15~30倍にもなるっつー話です。
まあ、これはこれで「福島の放射線の害は煙草の煙と同程度」
ってのは正しいは正しいが、たいがい乱暴な発言だといえるかもしれません。

ただ、「IAEAは原発推進だから被爆の影響を過小に見積もるのだ」
と、反原発の人は言うかもしれませんが、逆に言えば原発推進のIAEAですら認めざるを得ないほど甲状腺がんの発症率は上がっている。
・・・ようは、原発事故による被曝の影響は八割から九割が甲状腺だと考えられるわけです。

そして、”甲状腺にキク放射性物質”と言えば・・・
ヨウ素131ですね?
そしてよく知られた事ですが、こいつは半減期が8日程度と短く、事故発生から一か月も経過するとほとんど壊変して無くなってしまうのです。

故に、原発事故や核攻撃の際にはとにもかくにも初期被曝を避ける。
それが無理なら可能な限り早い段階で・・・予測できるなら数時間前にヨウ素剤を摂取して甲状腺を非放射性の要素で飽和させるべしと言われるわけです。

事実、今頃残留している年間20ミリシーベルトやなんやらのセシウムやらストロンチウムやらと比べると、こっちの初期被曝による発がんリスクの方が明らかに大きいのです。

 つまり、今回の福島の事故で可能な限り被爆による被害を軽減したいと考えるのであれば、国中からヨウ素剤をかき集めてきて東北に配給できるようにするとか、被曝に弱い児童や妊産婦を親から引き離してでも優先的に可能な限り遠くへ避難させるべきだったのです。

そして、被災地でそういう活動ができる組織・・・つまり自衛隊を動かせる権限を持っていたのは、当時の内閣総理大臣であった筈です。

 
 
 というわけで、結論を申し上げると、福島でガンにかかった場合、それがほかの部分ならともかく甲状腺だった場合、反原発派だろうが原発推進派だろうがかなりの確度でこれは福島の事故で被爆した結果であると認めざるを得ない。

だが、被曝させたのは具体的に誰かという話になると、原子炉がグジャグジャになってしまわないように放水を続けてた人達より、被災者を初期被曝から守る手段を持ちながらそれをテレビ映りはいいが実際には何の効果もない放水作戦で自衛隊員を無駄に被爆させた奴の瑕疵がどう見てもケタ違いに大きすぎるという話にならざるを得ないわけです。

2012年6月14日木曜日

和製ステルスの現状

・・・PDF化しようと思って糊を焼き剥がししといた軍事研究が三冊くらいず~っと積みっぱなしになってます

このまんまだと紙が日焼けしてとても悲しいことになる公算が高いのですが中々作業する気になれないし作業する気になっても仕事でまとまった時間が取れなかったり。

いっそブログはもちろんネトゲも半年くらい休んで電子化待ちの雑誌や単行本を全部片したいきぶんなんですが、やっぱしそいつをやる気が出ない

 愚痴ばっか言っててもしょーもないので、芸術家を自称する男が自分の飼ってた猫をはく製にしてヘリに改造して飛ばしたという猟奇的なんだかシュールなんだかわかんないネタにふれつつ、軍事研究の最新号でもふれられてた和製ステルスの話をしてみようと思います。

このネタの内容に関しては丸の7月号にライトニングⅡたんとの絡みで詳しく簡潔に書かれた記事が載っていますが
・あくまでも日本の技術でステルス戦闘機が作成できるか検証するための実験機
・サイズはT-4練習機程度
・本物の戦闘機ではないのでエンジンとウェポンベイは実装しない

・・・まあ以前から出ている話でそんな目新しいというわけでもありません。
軍事研究の今年4月号の別冊として出ている世界のステルス戦闘機というムックにも元空将補の宮脇俊幸という方が日本の将来戦闘機についての記事でこのネタに触れておりますが、まあそこまでぶっ飛んだ野心的な計画というわけでもなくラプたんをアップデートしましたってのと同じくらいのレベルの機体を日本独自で開発しようという感じです。

ただ、やっぱ最強の敵は予算だよな。

 仮にうまい事アメリカと同等のエンヂンを自主生産できるようになったとしても、まあそんな安くなる道理もありませんし、ライトニングⅡたんと一緒に今のファントムのごとく貧乏くさく何十年もこき使われることになるであろう事は判り切っています。

なので心神をベースにF-3を開発しようと言うのなら、別に第六世代戦闘機なんて大それたものを目指して現在盛り込むべきとされている以上の要素を無理やり詰め込む必要はありませんが、耐用年数の長さやエアフレームそれ自体の拡張性の高さというところに少し重心を移して、最悪第七世代戦闘機が出て来る頃まで貧乏くさくアップデートしながら航空自衛隊の主力を担えるようなタフな設計をしてほしいと思うところであります。

2012年6月6日水曜日

うちゅうぢんに関して

最近お仕事がアレで無暗なシフトが組まれてましてね・・・

さて、前回の世界丸見えにゲル元長官が出てましたよ。
米国のトラビス・テイラー博士という物理学者のシミュレーションによる明らかにインディペンデンスデイっぽい宇宙人侵攻シナリオを描いた番組をレギュラー陣と共に鑑賞しておりました。
・・・あの映画、エイリアンの解剖シーンで例の外殻がバカッと開くところは何度見てもびびっちまってなぁ。

それはさておき、テイラー博士によるシナリオだとまず、地球の軌道上に出現したエイリアンのマザーシップはEMPで衛星を破壊して地球側の交信網をズタズタにした上で各都市の上空へ空母を派遣し武力による侵略に移るそうです。
そして当然のことながら、有人では月まで行くのがやっとの人類と恒星間航行が可能な文明との技術格差ゆえに人類はあっという間に蹂躙されてしまうが、人類がゲリラ戦による徹底抗戦に移ると宇宙人は地球侵略で入手可能な資源に対して、人類の反撃で受ける損害のほうが大きいと判断して向こうは資源の採取が可能な別の惑星へ移動するという事になっております。

要するに、どこぞの実業家が南の島に上陸してパルプ用に樹木の伐採を始めたら、その島にはチンパンジーが大量に住み着いてて重機や作業員に投石して危なくてかなわないので別の島に移ったと。
宇宙人の側からするとそういう話になるわけです。

・・・だけどゲリラ戦ごときでビビるような連中なら、普通人類が戦闘機や核兵器持ってるの見た時点で最初っから別の星に移るんじゃあないのか?

軍事っつーものの常識から考えても、ゲリラ戦っつーのは相手が正規兵を出してきたときには民衆の中に潜んで、正規兵が居なくなって現場が非戦闘員ばかりになったところでいきなり襲撃するというかなり反則くさい戦法なので、もしも宇宙人が最初から無差別殺戮マシンを繰り出したりウィルスを散布するなどして人類を根絶する方針で来た場合、人類にゃ滅亡しか残ってません。

逆に宇宙人の側から考えても、恒星間航行可能な水準の文明にとって地球上の植物がそこまで魅力的な資源だというのも今一つ疑問です。
地球の技術でもミネラル分と二酸化炭素を溶かした水に日光を当てて藻を育て、これから石油を抽出する技術が可能とされており、これが実用化されていないのは単に地下から汲み上げた方が安いからです。

当然の事ながら、恒星間航行可能な水準の文明となれば曲がりなりにも核融合くらい実用化してるでしょうから、たかが化石燃料のために地球のバイオマスを必要とするとも思えませんし、食糧生産用のたい肥を得るのに自分たちの恒星系に浮かべたスペースコロニーで藻を栽培するよりもわざわざ地球まで来て樹木を伐採するとも思えません。

そういう水準の文明が”生命の存在する惑星である”地球を目的に恒星間航行してくるとすれば、母星が住めなくなったか或いは地球近傍の宇宙空間に存在する資源を採取するための拠点として地球を入植地として確保せねばならなくなった場合に限定されると考えられますので、地球外の”生命は存在するが文明は存在しない惑星”を選択せず、なおかつこのシナリオのように最初から地球人類との平和共存を考えてない場合、要は椅子取りゲームなのでそう簡単に引き下がるとも思えません。

・・・少なくとも小官はこの分野の問題についてはそう考えます。