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2013年3月27日水曜日

ただいま制作中

ジャクサが屁こき虫の原理を応用したスラスターをプリキュアと名付けて開発するようですね。

…イグノーベル賞内定だなこりゃ

一方、うちでは現在動画を作成中で、いつ撮れるとも知れない彗星の写真と違って順調にいけば来週にもアップできるかもしれません。
今回も中々の問題作ですが、内容はとりあえず見てのお楽しみという事で。

2013年3月20日水曜日

ローテクのハイテク

 前回紹介したメタンハイドレードの件ですが、あれはどうも場所によっては無尽蔵ではないかという話が出てきているようですね。

陸地から海洋へ流れ込んだ有機物であるとか、海洋生物の死骸だとかが海底に堆積し、貧酸素条件でバクテリアに分解された際に発生する副産物が低温高圧下で凍ったモノ
…という来歴から考えるとあながちありえない話でもありませんし、仮に採掘しすぎて枯渇してしまっても数世紀ほったらかしとけばまた自然に生成してくるという話にも見えます。

 さて、更に前の話をすると、以前うちでも紙の繊維をある方法でナノレベルに加工してやればカーボン繊維並みの強度を誇るバイオプラスチックができるらしいというをしましたが、このほど王子製紙がこれを量産可能な素材として作成することに成功したそうです。

ネットでは紙が透明で何かいい事あるのかとか、これサランラップだろとか言われておりますが、肝心なのはそもそもこの素材が異常な強度を持っている事。
そしてプラスティックフィルムの安価な代替物であるという点です。
ネタ元では電子新聞への応用等という用途が既に示されていますが、実際にフレキシブル有機ELディスプレイやフィルム状電子ペーパーというのは既に実現されており、実際に量産化されればこれはすぐにでも実現可能となる分野です。
あと、将来的には薄膜太陽電池の基板に使うとか。

ただ、大画面の電子書籍リーダーをそんな安く大量に作っていったいどうするんだという点がちょっと気にならないでもないですが。

2013年3月13日水曜日

産油国にはなれなくても

 パンスターズ彗星は結局見られませんでした。
10日は快晴だったんで日没後けっこう粘ったんですが…
町明かりの光害もけっこうあるしまた、慶良間のあたりの上空に雲が出てる事が多いしでなかなか思うようには
まあ、千葉で撮影に成功してる人もいるし、私も気長に狙いますともさ。

 さて、今回はメタンハイドレートのお話です。
このほど減圧法での採掘試験に成功したメタンハイドレートですが、日本近海には比較的純度が高く埋蔵量の大きい濃縮帯がある事が判明している反面、現在の技術では天然ガスと比較して少々コストが掛かると言われてもおるようです。
さらに、あれを採掘する行為の環境への影響も未評価な上、推定埋蔵量が日本の天然ガス消費量のおよそ100年分というのではたった一世紀で枯渇してしまうようにも思えます。
しかし、そういう事を言ったら石油だって1970年代にはあと35年で枯渇するなんて言われてたそうですし、結論としてはとりあえず日本一国で使うには十分すぎる量だとは言えそうです。

 で、今回の実証試験を継続的に行った成果として安全性も環境への影響も検証済みという事になれば、最悪コストダウンができないので商売としては成り立たないという話になったとしても、これは有事の際には強い手札となります。
まあ有事を想定しなくても、その熱効率の高さから今後火力発電の主流になるとみられているコンバインドサイクルは天然ガスを使用するため、石炭を油化したりガス化したりするために余計なエネルギーを使うというような手間を掛けなくてもメタンハイドレートならすぐに使えるという強みもあります。

つまり、今回のお話は何をどういう角度から見ても日本にとって吉報であるという事です。
…あまりにもうまい話過ぎて逆に怖い気もしますがね。

2013年3月6日水曜日

テレパシーは先端技術の産物?

 今週末から彗星が見られるらしいです。
晴れた日の夕方に東シナ海の海岸線が良く見える場所に行けば見られるって話なので、何かの間違いで撮影に成功したら一応このブログに写真をアップしますね。

 さて、勘の良い人なら彗星という時点でもうお察しでしょうが今回は久々に科学の話題です。
ここでちょいと山本弘氏の著書UFOはもう来ないから引用してみます
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『もうひとつ、テレパシーについてお話ししておきます。私たちも、他の異星人も、地球人にテレパシーを送ったことは一度もありません。なぜなら、テレパシーというものは存在しないからです』
 千里はもう驚かなかった。ショックで頭がぼうっとなっていたせいもあるが、神がいないことに比べれば、テレパシーが存在しないことなど当たり前で、驚くべきことでもないように思われた。
 代わりに大迫が質問した「それも科学的に証明されているんですか?」
『はい、他人に意志を伝えるには、音や光や電気信号など、必ず何か情報を伝える物理的な媒体が必要です。意志だけを直接他人の脳に送る事は不可能です。事実、この銀河系のどこにもテレパシーを使える種族はいません』
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…まあ、以上は創作ですが地球の科学者達の見解も概ねそんなところです。
ただし、ここには当然の事ながらある抜け道が存在します。
つまり二つの脳を物理的ではあるが非言語的な手法で接続すれば…具体的には一方の脳波を他方へ送ればテレパシーそのものは不可能でも、限りなくそれに近い事を技術的に実現できる可能性はあるわけです。
で、このほどアメリカはデューク大学でそれを可能にするかのような基礎研究の成果が発表されたとの事なのです。

しかしまあ、脳に電極を埋め込んだり一方通行で信号を送ったりと中々に非人道的な香りのする研究なので、人間で実用化するにはちょーっと大きな問題があるような気もします。
ただ、脳に埋め込んだ電極をパソコンに接続して毎日同じ信号を流し続ければ楽して早稲田に合格できるというような話になると、一定の割合で確実に悪魔に魂売り渡す人が出てくるだろうなとは思いますが。