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2007年11月24日土曜日

メカ設定にみるガンダムの終わった度

 昨日、テレビをつけたらたまたま「海峡」というスペシャルドラマがやっておりまして…どうも在日問題を扱ったものみたいでしたが、
「やけに半島に同情的な視点で描かれてるな」と思いながら観てたら
主人公が不法滞在のかどで取り調べを受けているシーンで
「私は自分を日本人だと思っています。」
と言って五分と経たぬうちに激高して
「私達の国に攻め込んで自分の物にしたのは誰ですか!」
と怒鳴ってしまいました。
えっと…つまり貴方、ご自分の国籍は一体何だとお考えなので?
…よくもまあこんなアホさ満点のシナリオが書けたものです。

 それは政治の話なので置いといて、先週の放送でガンダムがとうとうプライアルアーマーを使ってしまいましたね。
排気口から放出される白い光の粒を見る度に
「あれはコジマ粒子じゃない、GN粒子だ。」と
己に言い聞かせて視聴してきたこの数ヶ月は一体何だったのやら…
最早ユニオンがあっさりGNドライヴのコピーに成功したり、世界中の軍需企業が結束してソレスタに戦いを挑むなんて展開になっても驚きはするまい。
 アーマードコア4の外伝として観る事に致しましょ。

 それにしても近頃のガンダムのメカ設定にはパクリが目立ちます。
例えば前回の「シードディステニー」でもミネルヴァの艦橋に状況に応じてエレベーターのように昇降するギミックがあるかと思えば、
アークエンジェルの中には銭湯が新設され、その上この艦、ほとんど海中に潜伏して活動している…。
知らない人には全くの新アイディアのように見えるかも知れませんが「新旭日の艦隊」の漫画を読んでた者としては、艦隊シリーズの半分ギャグみたいなメカ設定を劣化コピー同然に盗んできて土6に放送するとは一体どういう了見かと。

そもそも、(こんな言い方をしてはアレですが)ガンダムってのはつまるところ「玩具を売るためのロボットアニメ」である筈です。
ならば、オリジナリティーで勝負すべきところだろうに…
日本人のイノベーションは一体何処へ行ったのでしょう。

2007年11月17日土曜日

「味方殺しの整備主任を出せ!機銃の照準が…」以下略

 F2が落ちたのはローテクな配線ミスだったそうです。
なんでもフライトコンピュータにつなぐジャイロのケーブルをピッチとロール逆につないでたとか、
こいつぁひでェ…

 なんかここ数年、このテの作業員のポカミスとか技量不足による事故が多発しておりますが、やっぱアレだと思いますよ。
コスト削減じゃ言うてみーんな派遣ばっかにしちゃったんじゃ、そりゃ今まで起こらなかったような人為的ミスが発生するのは無理からぬ話でありましょう。

 しかしながら、人為的ミスが発生しにくい、或いは発生したとして、それをコトになる前に処理出来る体制作りといったあたりはやっぱ企業側の責任でしょうね。
例えば配線を色分けするとか、それで不十分ならポートの形状を変えて誤った線は物理的に差し込めないようにしておくとか。
まあ、それでも根本的に作業員のモラルが欠如してるケースというやつも確実にあるんですが。

 それにしたって、末期の自由惑星同盟並みにこういった事故が発生しまくるなんて、これは最早「ある種のサボタージュ」に近いもんがあります。

2007年11月10日土曜日

アウトブレイク!

 「バイオハザード3」観てきましたよ。
アンブレラ社って東京にも支部があったんですね。
だけど超能力とかどんどんよろしくない方向へ向かってるみたいで、その辺がちょっと残念です。

一方うちのブログではラベルがちょっとあんまりなので、分かり易いように貼り換えの工事を進めております。
ぼちぼちとですが。

 他方、軍事の方面ではイーグルが老朽化でだめぽで、ラプたん期待って話になってます。
ロシヤも独自にステルス機を開発してるらしいですし、ポスト冷戦時代も終わってまたしても軍拡のチキンゲームになりそうな悪寒…

 さて、つかみでなんだってバイオハザードなんかの話をしたのかというと、アフリカマイマイが遂に本土上陸してしまったのです。
小官の地元では最近あまり見かけなくなりましたが、昔は畑などにもうイヤなるくらいほっつき歩いておったもんです。
たしか北杜夫もエッセーでアフリカマイマイの事を書いてましたが。
ちなみに小官はこいつを「アフリカバイガイ」とも言います。

 あくまでも伝聞に過ぎないのですが、沖縄ではかつてこいつを食用にしようと養殖場を作ったのだそうですが、結局そう美味いもんじゃない事が判って放置された施設から大量に逃げ出し、農作物に甚大な被害を与えるようになったということで、沖縄から外に出してはいけない生物の一つにも認定されたわけなんですが。
…温暖化とかもあってとうとうアウトブレイクしてしまいましたね。

 しかもカタツムリって、両性具有なもんですから、ウリミバエの時みたいに不妊虫を使った方法では効果は無いでしょう。
まあ、今のところ越冬は無理っぽいですが、将来西日本方面でこいつらが大量発生を繰り返す事態になれば、結局殺貝剤を大量に投入する事になってしまうでしょう。

2007年11月3日土曜日

四発戦闘機の妄想

 去る水曜にF2支援戦闘機が落っこちた一件で、知り合いのエメラル少佐から入電が有り、少々やり取りを致しました。

エメラル少佐 :F2が〜120億が炎上しちまった〜
ハインフェッツ:あの機体、今まで無事故だったのにね。
エメラル少佐 :配備からまだ時間が経ってないから…
ハインフェッツ:もう生産中止だけどね。
エメラル少佐 :支援機が120億じゃ要撃機はいくらになるやら。
ハインフェッツ:エンジン人質に取られてちゃ主力戦闘機なんて作れないよ。
エメラル少佐 :あう… もうやめようぜ、この話題。

軍事関係のブログを書いてる人達の間でも今回の事件は結構話題になっており、佐藤守元空将閣下も陰謀説まで出てるけど、事故原因の究明が第一だろうねと仰っています。
ただ、今のところオブイェクトは反応しておりませんが。

 それはそうと、かなり前からF2についてはジェットエンヂンを人質に取られたために思うような機体が開発できなかったという事がいわれており、事実、こめ国は軍事技術と核技術に関して日本がアドバンテージを持つ事を警戒しているフシがあるわけなんですが…

 この問題について結構前から小官が考えている事があります。
一般的にジェットエンヂンはサイズが小さくなるほど、推力/重量比がアップする傾向があります。
これは、軸流式ターボジェットの推力がその直径にほぼ依存するのに対して、何がしかのマシンをそっくりそのままスケールアップした場合、二乗三乗法則に従って重量がスケールの三乗倍となってしまうからであると考えられます。
 ビル・ガンストン教授は優れた大きなエンジンは常に優れた小さなエンジンを負かすと言いますが、これは出力が排気量にほぼ依存するレシプロエンヂンでの話であり、ジェット機の場合、レシプロ機と比較して推力/重量比からして桁違いですから、戦闘機として小型単発機は大型双発機に勝るというのは今ではちょっと当たらないんじゃないかと思います。

そもそも大推力を確保でき、機体容積にも余裕のある双発機は主力戦闘機として、またマルチロール機の基本形としてかなり魅力的です。
小型単発機であれば、二乗三乗法則により機体重量に対する翼面積が増加するためたしかに機動性は良好になりますが、現代の主力戦闘機はその機動性の面に於いて人体の限界にかなり近付いている上に、格闘戦は基本的にミサイル攻撃が失敗した時の予備としての意味合いが近いです。

 …となれば、強力且つ大型の外国製ジェットエンヂンを少数搭載した機体に代えて低推力ただし推力/重量比に優れるエンジンをそれなりの数搭載して同じ推力を確保するという策は無いでしょうか?

例えば推力16トンのエンヂンを二発搭載するラプたんに対して、
推力8トンのエンヂンを四発搭載する。
 エンヂンが小型化された事により、軽量化につながる。四基のエンヂンを水平に搭載すれば、機体を平たくRCSを低減し易い形状に作り易くなる。
さらに、エンジンを四発搭載する事により、四発モードと双発モードを切り替えて長時間の滞空が可能となる。
四発故の整備の煩雑化はたしかに問題でしょうが、こめ国がエンヂンを人質に取るラプたんも売らないと来れば、イロモノかも知れませんがこれは研究だけでもして機体特性の傾向を押さえるくらいはしておきたいもんです。
あくまでも第一は世界水準のジェットエンヂンを自前で調達できる事ですが。

まあ、予算が出ないんじゃどーしょーもないですが。