去る水曜にF2支援戦闘機が落っこちた一件で、知り合いのエメラル少佐から入電が有り、少々やり取りを致しました。
エメラル少佐 :F2が〜120億が炎上しちまった〜
ハインフェッツ:あの機体、今まで無事故だったのにね。
エメラル少佐 :配備からまだ時間が経ってないから…
ハインフェッツ:もう生産中止だけどね。
エメラル少佐 :支援機が120億じゃ要撃機はいくらになるやら。
ハインフェッツ:エンジン人質に取られてちゃ主力戦闘機なんて作れないよ。
エメラル少佐 :あう… もうやめようぜ、この話題。
軍事関係のブログを書いてる人達の間でも今回の事件は結構話題になっており、佐藤守元空将閣下も陰謀説まで出てるけど、事故原因の究明が第一だろうねと仰っています。
ただ、今のところオブイェクトは反応しておりませんが。
それはそうと、かなり前からF2についてはジェットエンヂンを人質に取られたために思うような機体が開発できなかったという事がいわれており、事実、こめ国は軍事技術と核技術に関して日本がアドバンテージを持つ事を警戒しているフシがあるわけなんですが…
この問題について結構前から小官が考えている事があります。
一般的にジェットエンヂンはサイズが小さくなるほど、推力/重量比がアップする傾向があります。
これは、軸流式ターボジェットの推力がその直径にほぼ依存するのに対して、何がしかのマシンをそっくりそのままスケールアップした場合、二乗三乗法則に従って重量がスケールの三乗倍となってしまうからであると考えられます。
ビル・ガンストン教授は優れた大きなエンジンは常に優れた小さなエンジンを負かすと言いますが、これは出力が排気量にほぼ依存するレシプロエンヂンでの話であり、ジェット機の場合、レシプロ機と比較して推力/重量比からして桁違いですから、戦闘機として小型単発機は大型双発機に勝るというのは今ではちょっと当たらないんじゃないかと思います。
そもそも大推力を確保でき、機体容積にも余裕のある双発機は主力戦闘機として、またマルチロール機の基本形としてかなり魅力的です。
小型単発機であれば、二乗三乗法則により機体重量に対する翼面積が増加するためたしかに機動性は良好になりますが、現代の主力戦闘機はその機動性の面に於いて人体の限界にかなり近付いている上に、格闘戦は基本的にミサイル攻撃が失敗した時の予備としての意味合いが近いです。
…となれば、強力且つ大型の外国製ジェットエンヂンを少数搭載した機体に代えて低推力ただし推力/重量比に優れるエンジンをそれなりの数搭載して同じ推力を確保するという策は無いでしょうか?
例えば推力16トンのエンヂンを二発搭載するラプたんに対して、
推力8トンのエンヂンを四発搭載する。
エンヂンが小型化された事により、軽量化につながる。四基のエンヂンを水平に搭載すれば、機体を平たくRCSを低減し易い形状に作り易くなる。
さらに、エンジンを四発搭載する事により、四発モードと双発モードを切り替えて長時間の滞空が可能となる。
四発故の整備の煩雑化はたしかに問題でしょうが、こめ国がエンヂンを人質に取るラプたんも売らないと来れば、イロモノかも知れませんがこれは研究だけでもして機体特性の傾向を押さえるくらいはしておきたいもんです。
あくまでも第一は世界水準のジェットエンヂンを自前で調達できる事ですが。
まあ、予算が出ないんじゃどーしょーもないですが。
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