あの後精査の結果上がってきている情報ですが、コンベン裏の一件で、県民の数を11万と伝えたのは朝日新聞のみで、他の新聞社は会場の規模からまあ4万程度じゃないのかって言っているそうで、どうやら誇大広告の線は確実みたいです。
「結局朝日は戦前から嘘吐きのプロパガンダ新聞なんだね!」って。
それはさておき、こないだから気になっている事があります。
「紅の豚」に出てくるサボイアS−21戦闘飛行艇、
最近気付いたのですが
…いかにも前方視界悪そうですよねぇ。
重心だの空力だのはこの際どうでもいいでしょう。
実際にこいつのラジコン機を作って飛ばしてる人もいるくらいですから、その問題はあんま無理もせずにクリアーできるのでしょう。
が、考えてもみて下さい。
この機体、細長い船体のかなり後ろの方に背の低い座席があり、その船体の上、だいたいパイロットの胸か首の高さに「アイーン」をするような形で主翼が水平に横たわっています。
それだけならばまだしも、パイロットの頭上には巨大なエンジンポッドが鎮座ましましてございます。
そりゃまあ、映画ですからこういった配置にすればコックピットの映るシーンでメカがさりげなく自己主張していかにも人機一体といった絵が作れる事でしょう。
しかし、こんな機体で例えば宙返りして逃げる敵機の後ろに喰らいつけば、かなり高い確率で敵機はエンジンポッドの陰に隠れ、操縦士からは死角となるに違いありません。
とにかく見張りが大事とされるこの時代の空の戦いに於いて、こういうのは大きなマイナスです。
とくに旧帝国軍の場合、飛燕や雷電のような
「ちょっとばかし鼻の長い機体」ですら、テストパイロットに
「前方視界劣悪」との駄目出しを貰った話すらあります。
彼等をサボイアに乗せたら、絶対にこれは酷いと。まるで目隠しされたような状態で飛んでるようなもんだと言うに違いありません。
ポルコのおやじはそんな目隠し状態でアドリア海一つおいパイロットになったのです。
これは…
…座頭市です、紅の豚は実は空を舞台にした座頭市だったのです。
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