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2012年12月31日月曜日

沖縄のメディアがアベノミクスを評価する時代

 年末ですね…
左巻きの連中は選挙に負けたのがよっぽど悔しかったと見え、早くも逆におのれの品性を疑われるような手法で新総理叩きに走っていますが。
そんな中、意外や意外昨日付けの琉球新報朝刊5面日曜経済の日本診断に評論家の剛志氏によるアベノミクスは正しいという記事が載っておりました。

…タイムスにも29日に同様の記事が載っていたのでどうも共同通信の記事をまんま転載したものらしいぞという話もあるんですが、某朝日新聞並みに左寄りの両紙に保守派の経済アナリストによるそれも左巻きとはほとんど正反対のスタンスに居る総理の経済政策を評価する論が掲載されるというのは中々面白い出来事ですね。
ただ、電子版にはこの記事載ってませんでしたので、魚拓代わりに以下丸々引用したいと思います。
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 衆院選の結果、自民、公明両党の連立政権が復活することとなった。自民党の安部晋三総裁は、デフレ脱却を目指し、2%程度のインフレ(物価)目標を掲げた上で、大胆な金融緩和と大規模な公共事業を実施すると主張している。いわゆる「アベノミクス」だ。これに対して、過度なインフレを心配する声があるが、奇妙な話である。
 デフレとは、需要不足により物価が継続的に下落することであるが、これは言い換えると、貨幣価値が上昇していくということだ。貨幣価値が上昇し続ける限り、貨幣を保有した方が経済的合理的だから、誰もが消費や投資に消極的になる。
 その結果、需要がさらに縮小してデフレが悪化するという悪循環が生ずる。投資が行われないということは資本が動かないということだから、デフレとは資本主義ではないということだ。資本主義とはインフレを前提にした経済システムなのである。
 このため、デフレは資本主義国が絶対に陥ってはいけない異常現象である。ところが、日本は15年近く、デフレに陥ったままなのだ。したがって、デフレ脱却が最優先で取り組むべき課題になるのは至極当然の話なのである。これまでそうではなかったことの方が異常なのだ。
 金融緩和と公共投資はデフレ脱却の最善の処方箋である。もちろん、やりすぎれば過度のインフレになるが、だからこそ、2%程度のインフレ目標がある。つまり、この目標に達すれば、金融緩和も公共投資もやめればよいということである。
 1990年代前半の公共投資の拡大は効果がなかったという議論があるが、それも誤解である。なぜなら90年代前半、経済は成長していたし、少なくともデフレではなかったからだ。デフレになったのは公共投資の削減を始めた98年からだ。
 日本の国内総生産(GDP)に占める公共投資額は3%程度であり、これは欧米諸国並みである。しかし、日本は自然災害が欧米よりはるかに多く、インフラ整備費はよけいに掛かる。つまり、欧米並みでは少なすぎるということだ。
 しかも、96年以降、英国は公共投資額を3倍、米国は2倍に増やしているが、日本は半減以下にしている。
 オバマ大統領は、2012年の大統領指名候補受諾演説で、道路、橋、学校、滑走路を再建して雇用を生み出すと宣言した。また、キャメロン英首相は「社会資本が二流になれば、われわれの国も二流になる」と述べている。インフラの整備は、先進国でも進めなければならないのだ。
 「アベノミクス」は正しい処方箋である。
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 まあうがった見方をすれば、口先では米軍基地を国外移設しろとか威勢のいい事を言っても、本土からのカネの流れを呼び込むことができない人だと判った途端、選挙で手のひらをかえして大田さんを落とすようなのが沖縄のポピュリズムの正体であって、新報とタイムスは単純にそれになびいてるだけに過ぎないのだととらえることもできるかも知れませんが、前回の選挙結果然り、この沖縄に於いても反米反日だけではもはや飯は食えない時代が来ているのです。

2012年12月26日水曜日

もう民主党は困った活動家と同じ扱いでいいと思います

小官は半月ほど前ジュンク堂にてCPUの創りかたという本を衝動買いしてしまいました。
…まあ十年位前に出てから、何時かは買おう買おうと思っていたものなんですが、その内容は思いのほかに解り易く基礎的なものでした。
また、本書の中で設計法が示されていた4ビットCPU(というよりマイコンもどき)も、これは汎用品を用いて作られる非常に原始的なもので、結局読めば読むほど何故十年前にこれに手を出しておかなかったのだろうという後悔の念が深くなる一方でした。

そして、さも当然のごとく沖縄電子にホイホイされて二度びっくり。
こいつを作るのに必要な工具や部品が見事なまでに殆ど揃っておりましたとも。
ただ、汎用ロジックICをユニバーサル基板なりブレッドボードなりにぶっ刺して計算機をでっち上げようという人自体マイコンマニアより少ないらしく、データセレクタとかダイオードアレイとかちょこちょこ無いものはありましたね。
…まあ求職中でお金が無いので作りませんけど。

 さてと、事件です。
琉球新報によると森本防衛相が普天間基地の移設先を沖縄にしたのは場所が良かったからでなく、政治的に基地を押し付けられそうな場所が沖縄しかなかったからだとぬかして活動家の方に燃料を提供しました。

どういう脳内ソースか知らんけど、海兵隊の基地は県外でもいいとかそれ真っ赤なウソですから。
ヘリの航続距離の関係上沖縄捨てたら尖閣諸島どころか台湾が沈みますから。

つか民主党が選挙に大敗して政権を失うとなった途端、こういう発言が出て来るって自分で言いだした普天間問題を処理出来ずに総理を辞めたくせにほとぼりが冷めたとでも思ったのかまたノコノコ沖縄にやって来ておれは県外移設をまだ諦めてないとかぬかした誰かさんを髣髴とさせるんですが。

そして当然予想される流れとして沖縄のマスコミは日米が沖縄を政治利用しているとか言って騒ぐでしょうが…ぶっちゃけ沖縄を政治利用してるのはこいつらじゃん。
まあ、内地からやって来て沖縄人を自称して反日活動やってる人達同様、自分たちの極端な行動の結果沖縄の人がどんな目に遭おうが、世間でどんな風に言われようが知ったこっちゃないというえげつない本音が透けて見えてますがね。

2012年12月19日水曜日

悲惨陰惨韓国の宇宙開発物語

 先週、北朝鮮が人口衛星の打ち上げに成功したとのことで、今回は必然的に南朝鮮の宇宙開発について言及しようと思います。
…と言っても基本ウィキから引用した情報に注釈を加えるだけですが。

 韓国は当初…と言ってもわりと最近の90年代の話ですがKSR-1という観測ロケットを保有しており、これは150キログラムほどの観測機を搭載して高度75キロメートルまで上昇する能力があったようです。
糸川博士らのペンシルロケットの後継機であるベビーロケットが、使用可能な燃料のサイズから能力が制限され、ベビーロケットならぬホビーロケット並みにせいぜい6キロメートル程度の高度にしか到達しなかったことを考えると、時代的に40年後とはいえかなり恵まれたスタートを切ったと言えるでしょう。
ここで韓国のロケットと日本の昔のそれを比較すると、こいつの後継機であるKSR-2はスペック的にカッパ8型ロケットに相当するレベルの二段式固体ロケットに仕上がっております。

参考までに申し上げておきますと、全長はKSR-2の11.04メートルに対してカッパ8は10.90メートル
直径は両者とも0.42メートル
そして両方とも高度160キロメートル程度まで上昇する能力があります。

 さて、日本ではこの後カッパロケットの後継機としてより大型のラムダロケットを開発・改良し、高度2000メートルに到達できる能力を獲得したところで第四段ロケットを追加するという形で四度の失敗を経て1970年2月にようやく初の人工衛星打ち上げに成功しました
…このへんの何度失敗しても懲りずにロケットを打ち上げ続け、軌道投入まで持って行った経緯はどちらかと言うと北朝鮮のそれに似ていますね。

ちなみにこのロケットは全長16.5メートルで重量は9.4トン。
低軌道への投入能力は衛星に固定された第四段ロケットを除くとおおよそ10キログラム程度というおっそろしく小規模な代物です。
ウィキペディアの画像見ると判りますが、素人目にはTELに乗せられて起立したスカッドミサイルそっくりなので、誘導装置を追加するなど今風に改装すれば流行の超小型衛星を任意の軌道に乗せるための手段として一定の需要が得られそうです。

 本題に戻りますと21世紀を目前にした98年の9月、金大中政権が長距離宇宙ロケットがどうのこうのと言いだして100億ウォンほど予算を付けたため、これに応じて韓国航空宇宙研究院は原始的な液体ロケットKSR-3の開発に着手します。

ところが、三年後の2001年に韓国がミサイル技術管理レジームというのに参加したことを契機に外国からの技術導入へ方針転換。
結局KSR-3は780億ウォンの開発・製作費を投入しながら一回こっきりの打ち上げで終わってしまいます。

 では、外国から買うので開発がスムーズに進むかと言うとこれがまた難航。
ウィキペディアの記述を見る限りでは技術込みの価格ではあまりにも高価過ぎると駄々をこねた韓国が最終的にロシヤと契約して開発することになったのがKSLV-1こと羅老号のようですが、この過程でロシアもやっぱり技術流出を警戒してロケットの心臓部である第一段エンヂンは韓国に見せないという条件になったようです。

…とは言っても、問題のロシヤ製RD-151エンヂンですが、こいつの原型になったRD-170エンヂンというのは燃焼室へ燃料と酸化剤を送り込むために予備燃焼室で摂氏400度、圧力250気圧という高温・超高圧の燃焼ガスを発生させてこれをタービンに当ててびゅんびゅんぶん廻すというキチガイじみた代物なので、同じ二段燃焼サイクルのLE-7Aを製造している三菱とIHIが現物と設計図を与えられてハイ作りなさいと言われても高い確率で
「今少しの時間と予算を頂ければモゴモゴ…」
とかなるハズです。

そげな代物をああた、パクっちゃえば自分のものになるなんて思える時点でちょっと頭冷やそうか、っていうかむしろそうそう簡単にパクれたら逆にすごいわって話なんですが、ウィキを読む限りではそれでも何とかして盗みたいのか韓国側の技術者が第一段ロケットの写真を撮ったり中を覗こうとしたりしてロシア側の警備員と何度も喧嘩を起こしてるそうなのです。
…マジ頭冷やせ。

かような事情から、このタイプのロケットは仮にうまくいっても今回打ち上げを延期した三号機で打ち止め、後継のKSLV-2ではウクライナから買った設計図を基に自主開発したロケットエンヂンで宇宙を目指すよというお話になったという事らしいです。

 以上のようなわけで、小官としてはだから最初っからKSR系列の固体ロケットを正常進化させてまず"衛星を軌道に投入できる"ところから始めろよなという次第なのですが…

ウィキに上がっているKSLV-2の推定データを見ると、これまた問題の自主開発エンヂンを第一段には四つクラスタ化して搭載し、第二段には単発で乗せるというものすごく大雑把な構造だったり、計画通りに進んでも打ち上げは2021年だったりと、この時点でものすごくダメダメ臭がするわけで、まあなんと言うか、ものすごーく棒読みで
「KSLV-2は成功するといいですね」
としか申し上げようがないわけです。

2012年12月12日水曜日

ロータリーエンヂンの時代

 マンセー国がミサイル飛ばしましたね。
おっかしいなぁ、韓国の人は発射延期して解体してるって言ってた筈なのに。

あ、もしかして自分たちのロケットの方を解体してるって話でした?

 さて、小官はかねてより仮想戦記の題材としてロータリーエンヂンを戦時中の日本が手に入れてこれを元にムスタングとタメ張るような戦闘機をこしらえるという着想を抱いておりました。
というのも、振動が少なく高ブースト・高回転化向きでコンパクトそしてノッキングを起こしづらいというバンケルエンヂンの特性は、この時代の日本がまさに求めていたものだからです。

…まあ燃費の悪さと製造技術の問題をクリアーできればという話ですがね。
ただ、軍板でこの話をした時の反応は散々なもので日本の自動車会社ですら600馬力を超えるものは作ってないのだから最低でも1000馬力を要求される当時のエンジンには使えないだろうというのが大方の見立てでありました。
が、このほどドイツにてマツダのロータリーエンヂンを魔改造した8ローター2800馬力のエンヂンを搭載したスーパーカーを開発するという計画が明るみに出たのです。

…逆に小官が仮想戦記を構想する際にライバルと見込むマスタングのエンヂンは戦後改造車に積まれた事例があるわけでして

以上のような理屈からも、少なくとも物理的には和製マスタングのエンヂンルームに2000馬力のロータリーエンヂンを収めるというのは不可能な話ではないと思うのです。

2012年12月5日水曜日

良質なブラックジョークと下劣な陰謀論

 沖縄に帰ったのでサザンプレックス行ってナチスが宇宙から攻めてくる映画を観てまいりました。

…結論から言うと、まごう事なきB級コメディ映画でしたがこのジャンルではラットレース以来の傑作と言うべきでしょう。
特に星新一的なオチが秀逸でしたが、まあネタバレするのも野暮な話なんで今回はこれだけ言っておきます。

こんな秀逸な映画を地球空洞論なんて下等なネタのダシに使った某オカルト雑誌は腹を切って詫びるべき。