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2012年6月21日木曜日

菅直人全部悪い説

京がアメリカに追い抜かれたようですね。
地球シミュレーターより短くおよそ一年で天下を奪われたわけですが、アホたれのレンホーが余計なちょっかいをかけなければ完成が早くなっていた分もう少し長く首位に居られた筈だと思うがな。

さて、そんな中あの菅直人が「自民党を勝たせたらまた原発推進だ」とやったようですよ。
・・・大飯の再稼働決めたのは他ならぬ民主党だし、あんた自身福島の事故の時には事故を収束できるスキルを持った連中を原発ムラと決めつけてトンチンカンな指示ばっか乱発して現場を混乱させてたのでは?
しかも最近になってアメリカから提供された汚染地図を官邸ぐるみで握り潰してたという話も出てきてたような・・・

 というわけで、今回は福島の事故に関しては菅直人が全面的に悪いという論陣をはってみましょう。

ネタにするのは大規模原発事故の人体に対する影響です。
この件に関してチェルノブイリ事故を例にするとIAEAが”明らかに原発事故の影響だ”と認めたのは甲状腺がん・・・特に子供の甲状腺がんの増加であります。

菅直人言うところの原発ムラ側の人間の人の言い分はざっとこんな感じであります。
で、ウィキペディアで”チェルノブイリの原発事故の影響”と調べてみると判りますが、国連の調査によると甲状腺がんの発症率が55倍に増加してる一方、乳がんや肺がんなどの発症率は事故前の2倍か1.5倍程度に増加しているというお話です。
IAEAがこの乳がんや肺がんの増加を原発事故の影響ではないとしたのは、医療技術の発達により、今までは何の病気か判らぬまま亡くなってた人が癌だと診断されるようになったから直接的に被爆の影響だとは決めつけられないという理屈らしーです。

ちなみに、少々調べてみると判りますが、喫煙による発がんのリスクは肺で15~30倍にもなるっつー話です。
まあ、これはこれで「福島の放射線の害は煙草の煙と同程度」
ってのは正しいは正しいが、たいがい乱暴な発言だといえるかもしれません。

ただ、「IAEAは原発推進だから被爆の影響を過小に見積もるのだ」
と、反原発の人は言うかもしれませんが、逆に言えば原発推進のIAEAですら認めざるを得ないほど甲状腺がんの発症率は上がっている。
・・・ようは、原発事故による被曝の影響は八割から九割が甲状腺だと考えられるわけです。

そして、”甲状腺にキク放射性物質”と言えば・・・
ヨウ素131ですね?
そしてよく知られた事ですが、こいつは半減期が8日程度と短く、事故発生から一か月も経過するとほとんど壊変して無くなってしまうのです。

故に、原発事故や核攻撃の際にはとにもかくにも初期被曝を避ける。
それが無理なら可能な限り早い段階で・・・予測できるなら数時間前にヨウ素剤を摂取して甲状腺を非放射性の要素で飽和させるべしと言われるわけです。

事実、今頃残留している年間20ミリシーベルトやなんやらのセシウムやらストロンチウムやらと比べると、こっちの初期被曝による発がんリスクの方が明らかに大きいのです。

 つまり、今回の福島の事故で可能な限り被爆による被害を軽減したいと考えるのであれば、国中からヨウ素剤をかき集めてきて東北に配給できるようにするとか、被曝に弱い児童や妊産婦を親から引き離してでも優先的に可能な限り遠くへ避難させるべきだったのです。

そして、被災地でそういう活動ができる組織・・・つまり自衛隊を動かせる権限を持っていたのは、当時の内閣総理大臣であった筈です。

 
 
 というわけで、結論を申し上げると、福島でガンにかかった場合、それがほかの部分ならともかく甲状腺だった場合、反原発派だろうが原発推進派だろうがかなりの確度でこれは福島の事故で被爆した結果であると認めざるを得ない。

だが、被曝させたのは具体的に誰かという話になると、原子炉がグジャグジャになってしまわないように放水を続けてた人達より、被災者を初期被曝から守る手段を持ちながらそれをテレビ映りはいいが実際には何の効果もない放水作戦で自衛隊員を無駄に被爆させた奴の瑕疵がどう見てもケタ違いに大きすぎるという話にならざるを得ないわけです。

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