先日、小管は
金曜スーパープライム1000年後に残したい報道映像2011
という番組を見てました。
しかし、その中の日本がもっとも危なかった87時間というコーナーがなんと言うかまあ…
菅と枝野がなにやら英雄的に美化されていた時点でまさかと思いましたが、蓋を開けてみると基本当時官邸の中に居た連中にしかインタビューしていない。
プラス官邸に最初に重要な情報を伝えたのは日テレだけだったという宣伝付き。
これからご覧頂く「ドキュメンタリードラマ」は
"様々な関係者の"証言や記録を基に
事実を”可能な限り再現した"ものである
と、前置きしといてですよ?
今回の原発事故の件に関して言えば、官邸側は後で野党から追及された半年前の原子力防災訓練の内容を総理が全く把握してなかったとか、再臨界の可能性が"ゼロではない"という御用学者の話を誤解して海水注入を中止しろとトンチンカンな命令を出したり、自衛隊も福島の作業員も意味が無いから止めろと言ってるのに見た目だけ派手なヘリからの放水作戦を強行して自衛隊員を無駄に被曝させた件なんかは絶対隠しておきたいでしょう。
まあ、悪いのは官邸だけでなく、東電や官僚の側だって例えば現場で非常用の復水器を停めたとか相互不信に陥って情報の共有が不十分だったとかいう瑕疵があるのですが、そういうのを公平に検証するのがドキュメンタリーってもんでしょう?
だけど、こんな官邸側の言い分だけを事実として取り上げるんじゃ、それはドキュメンタリーじゃなくてプロパガンダです。
こんな内容で1000年後に残したい映像とか自称するって…
あんたらリーフェンシュタール監督とタメ張るつもりですか?
0 件のコメント:
コメントを投稿