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2012年2月29日水曜日

極論の応酬

先だって自民党があたらしく憲法改正案を出したとか
なんでも天皇を元首と位置付け、自衛隊を自衛軍とする保守色の強いものになっているとか。

まあ、リベラルを自称した民主党があれだけグダグダやった後ですから、そりゃこういう事を言って人気取りをするってのは当然の流れかもしれません。

ただ、昭和初期に天皇制ファシズムが増長しだした時にも似たような構図があったとは聞きます。
昭和モダンとか言って新しい都市が建設されていく一方、巷ではエログロナンセンスとゆーのが流行り、共産主義者がテロをやり
(この時代、共産主義者は暴力革命路線をまだ放棄してませんでした)
明治以来の議会制民主主義も行き詰ってこのままでは日本はどうなっちまうんだという世相の中で、状況を打破しうる革新勢力としてマスコミの応援も受けながら急浮上してきたのが、あの時代の軍部であったわけです。

この状況はドイツワイマール共和国でも似たようなもんで
そもそもナチ党が突撃隊を作ったのも、本来は敵対陣営の仕掛けてくるテロ行為を防止するための自警団だったのがいつの間にかヒトラーの私兵に作りかえられていたのだとか。

そんなわけなんで、暴力に暴力、極論に極論ってのはちょっと違うんではないかと思うのですがね。

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