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2010年1月20日水曜日

兵隊と法律のややこしい話

 SSのアディギル号沈没の一件に関して、米国のアニヲタとして有名なあの方が「あれはアディギル号の方がぶつけに来たんだ」と仰っておられるようです。
まあ、彼はユーチューブでも親日家として有名な方なのでポジショントークが入るのは仕方の無い事ですが、AG号の航跡に注目したのはなかなかに鋭い分析だと思います。

 小官はニュースで流れた映像を見ても
「シーシェパードめ、進路妨害とか毎度毎度危ない操船をしてやがるなぁ」
くらいにしか思わなかったもんですが、トニー氏の指摘した航跡に注目して紹介された映像を見てみたところ、たしかに映像の最初に写っているAG号の航跡は小さく、スクリューをあまり早くは廻していないように見えるのに対して日本船の揺れでカメラが一度フェードアウトした後、進路の近くに寄ってきたAG号を写している部分では航跡は明らかに白く泡立っていました。

まあ、さすがにオーストラリアでも今回のシーシェパードのやり方はあんまりだという話も出ているようなので、この件に関してはそれ以上深く突っ込みませんが。

 話を身近なところへ戻して、小官の地元ではこないだ裁判で酔っ払った挙句女性に乱暴しようとした元海上自衛官について裁判員裁判が行われました。
なんか裁判員の出席率が酷いとかいう話もありますが、懲役五年の求刑に対して判決は三年という話だったんで、小官としては
「軍人を裁くにしてはちょっと甘いんじゃないのか」
という印象を受けました。
日本以外の国だとこういうケースは裁判ではなく軍法会議なんですがね。

かと思えば轢き逃げをやった米兵は優秀な弁護士に教唆されたのか知りませんが、事件自体が警察のでっち上げとか言い始めています

…軍隊ってのは現代社会で合法的に暴力を行使する事ができる存在であるわけですから、その構成員である軍人には相応の責任が伴うと思うんですがね。

しかしその一方でアフガニスタンに派遣されていたイリノイ州兵が、実家から送られた親戚の子供の写真を児童ポルノと認定され軍法会議にかけられるという珍事が発生しておるようです。

法律って難しいですね。

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