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2012年1月25日水曜日

ラドンとセシウムに違いはあるのか?

枝野ネロが「危険がある」として反原発団体に立ち退き命令を出した

…というヘッドラインを読んだ時、小官はまーた民主党の閣僚が言わんでもいいこと言って叩かれとるのかと思ったもんですが、内容を読んで吃驚

他人の土地にテント立ててしかもボヤ出したんじゃそりゃあ仕方ないわな。

さて、原発の関連で言えば米軍宿舎で基準値超のラドンが出たという話もございます。

ラドンてのは主に火成岩に微量に含まれるラジウムから発生するもんでこれを大量に含む温泉は健康にいいなんて申しますが、サンゴ礁や堆積岩が隆起した沖縄でも換気の悪い家は地下から侵入したラドンが滞留してこういう事になるもんです。

更に言うと、ラドンだから安全セシウムだから危険などとゆーのはぶっちゃけ科学的根拠がありません。
両者にはアルファ核種とベータ核種という違いはございますが、そもそも線量当量っつーのはそういう違いを織り込んだ上での数字なので基本的にシーベルト数が同じなら、人体への影響は等価と看做せます。

つーかそもそもラドン温泉が健康にいいとされる根拠自体、生体の自然な防衛能力を超えない程度の低線量被曝はその適度なストレスにより眠っていた生命力を呼び覚ますとするホルミシス説に基づくものなんで、ラドンが安全でセシウムが危険というのは、核種毎に異なる仮説を採用するという笑止千万な考え方であるわけです。

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