昨日新聞を読んだらば、なんでも2006年度に中国で行われた非公開裁判の結果、「日本外交官はスパイ」と認定されていたそうで…
まぢで吹きました。ハニートラップに殆ど無防備な日本の外交官がスパイなら、スパイではない外交官などいませんがな…
ってか、そんなのが通るならマイク・ホンダのような手合いは間違いなく終身刑でしょうね。
しかし今日はんな事とは無関係に「超不都合な科学的真実」をネタにコントをやるまでです。
艦長、今回の電波解析ではいよいよ「横田学説」をやるわけですね。
このネタは何のかんので二回も延期になったわけですが。
そうは言っても「万病の元は食生活」というフレーズは、あまりにもありがちで不燃っぽかったからねぇ…
しかし、人間は食生活次第で病気にも健康にもなるってのは常識的な話だと思いますがね。
そりゃそうだがね、本章の内容は何というか…
そもそもこの横田学説ってのは要約すると
動物性の食生活をする→
腸内で悪い菌がタンパク質からアミンを作る→
そのアミンが神経に作用していきなり異常な高血圧が発生する→
心臓or脳みその血管がぶっ飛ぶ→
心臓発作もしくは脳卒中でお亡くなりになる
だから動物食は体に悪い!…というセオリーなんだな。
うーん、あながちアリエナイ話でもないようには聞こえますがね?
ところが、本書の中で横田博士が異常高血圧に着目してゆく過程について述べられているくだりはこんな感じになってる。
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物騒な事だが、一人の人間を物理的な手段を用いて殺す場合を想定した場合、太い棒で殴るとか、自動車で撥ねるとか、ナイフで刺す等々、相当に強い打撃や傷害をその体に加える必要がある。一方、最近まで元気だったのに、突然病気で亡くなる人もいる。
殺人であれ病気であれ、結果はいずれも同じ”死”である。そこで横田氏は、病気ことに心臓発作や脳卒中(以後、循環器系疾患中のこれら2種の疾患を”両発作”と略記する)の発生原因は、棒で殴って人を殺せるのに匹敵するほどの強烈な打撃が、体の内側から突然加えられることによるものだという仮説を立てた。
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うわあ、
「結果が同じだから心臓発作も殴り殺されたのも一緒だ」なんて…
な、酷いだろ。
ちなみに栄養学の見地から言うと、当然と言えば当然の事ながら極端な肉食も極端な菜食も同様に体に悪いと考えられる。
言うまでもなく養分のバランスが偏るからだ。
が、小官は極端な菜食主義と聞くとどうしてもヘル・ヴォルフの事を思い出してしまうんだよな。
ヘル・ヴォルフ…ああ、総統閣下の菜食主義は有名ですね。
健康に気を付けていたというよりはむしろ肉食をヘイトしていたフシすらありますが。
要はそれだけ健康に気を付けていたというわけだな。
ところが彼の専属コックというのが…
コック :人体には肉分が必要不可欠です!!
ハンス :…………何ですか、その「肉分」ってのは。
コック :私が従軍経験から見いだした栄養素です。
事実、肉分を摂取しないと人体は活力を失います。
ハインフェッツ:まあ、この通りの人物だったわけだ。
だもんで…
アドルフ雄山 :誰だ誰だっ!このポテトサラダを作ったのは誰だ!
コック :はぁ…すいません
(だけどたまには肉分を摂取してもらわないと)
総統府のみんな:(あの二人、またやってるよ…)
…とまあ、数日おきにこんな事を繰り返してたらしい。
コメディーだ…
うん、このくらいで済んでればまだコメディーだったんだけどね…
やがては健康ヲタクが行き過ぎてテオドール・モレルって製薬会社の社長にぞっこんになる。
ああ、あのインチキ健康商法の元祖みたいな…
健康法なんて生易しいもんじゃない。
ガムシロップや肝油を静脈注射したなんて話もあって、ナチ党の幹部ですら「あのヤブ医者、今に総統を毒殺するに違いない」なんて言うほどだったそうだ。
飲み薬の中身もヒ○ポンとかベラ○ンナとか、あと変な腸内細菌の丸薬とかだったそうですね。
いかにも。だもんで、第二次大戦開戦の頃には既に廃人寸前の状態だったとも言われている。
…そんな男に国家の運命を託す事になった独逸人は可哀想だよな。
まあ…ナチ党の主張するところを突き詰めてゆくと、ヤク漬け総統でなくとも、いずれ内外に対して引っ込みがつかなくなって結局世界を向こうに喧嘩を売るハメになったような気もするがね。
どちらにせよ、健康ヲタクが不健康になるんですから皮肉ですよね。
また、「真光源」…とか言いましたっけ、未だにあんなのにダマされる人が後を絶たないし。
要は常識とバランス感覚が大事って事だな。
ここがしっかりしていればまあ人並みには長生きできるだろう。
…艦長、ナチとかヒトラーとか引っぱり出してきた割には、可も無く不可もない形にまとまりましたね。
だから不燃ネタだと言ったじゃないかよ。
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