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2010年4月28日水曜日

アララトの山に

 おじゃわが起訴されるようですね。
わがブログでは不起訴となったときに彼を弁護していたジャーナリストを取り上げましたが、彼の今後の動きが注目されるところです。
まあ、華麗にスルーなんでしょうけど。

それは置いといて、今回は旧約聖書に出てくるノアの箱舟の話をします。
デジタルマガジンによると、このほどノアの箱舟が旧約聖書の記述通りにトルコのアララト山で発見されたとのこと。
中国とトルコの福音主義(という事はクリスチャンですね)のグループが標高4000メートル以上の地点でこれを発見し、持ち帰った木片を機器分析に掛けたところ四千八百年前の物であると判明したのだそうです。

ただ、不思議系のネタが好きな人ならご存知かと思いますが、アララト山でノアの箱舟の残骸を発見したという話は19世紀の末頃から度々報告されています。
…もっとも、考古学の世界ではいずれも信頼性のある話とは看做されていないようですが。

そんな考古学の世界で今のところ標準理論とされているのは、世界で初めて都市国家を作ったシュメール人達の居住地をユーフラテス川の氾濫が襲った故事が伝説の形で残ったというものです。

また、こちらは前者と比較してどうも怪しげな話なのですが、太古の昔に氷河期が終わり、海面が上昇した結果人類はそれまで住んでいた場所が海底に沈んでしまい、それがある場所ではムーやアトランティス伝説。また別の場所では洪水伝説の形で伝えられているのだという説もあります。

…こういった事情を考えると、今回の箱舟発見の話も結局のところ学会から見向きもされずに終わるんじゃないかと思います。

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