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2010年6月9日水曜日

民間シンクタンクが必要だとは言うが…

 菅さんが総理になりましたね。

…今回は世襲議員ではないとかいうマスコミの持ち上げっぷりを見てると、ぽっぽと同じルートでゲームオーバーになるのが今からでも判るような気がしますが。

さて、小官は先日「リアリズムを防衛を学ぶ」のこの記事を読みましたよ。
リンクを辿ってまで読むつもりのない人のために要約すると、諸外国と違って日本では実際に政策に関わるお役人達を除くと、国の政策について現実的に論じる事のできる人間が殆ど居ないか、居てもまあお話にならないレベルであるために、今回のみんすの失敗が引き起こされたのだと。
そして、お役所から離れて政治主導を掲げつつ色々と政策を打ち出してゆくためには、こういった仕事のできる政策知識人を増やし、使う文化を育ててゆくべきだという事です。

でも小官は「それが実際に日本でできるか」となると懐疑的な立場を取らざるを得ません。
小官が見聞したところではマスコミと政治屋に特にその傾向が強く見られるのですが、先ず結論を持ってきてその見解を支持する知識人を集めて此れを補強するという、ぶっちゃけ世論操作以外の何物でもない論理展開をする輩がこの国ではあまりにも幅を利かせ過ぎているんです。

無論、何かを変えようという意思を持つ、社会はかくあるべきとの理念を持つといった事は良い事ですが、それを形にする段階できちんと勉強をしない、或いは自分の聞きたい事だけを聞いて勉強したと思い込んでしまう。
…電波解析をやっててそういう現実が見えない人達の思想に触れると、ぶっちゃけそう楽天的にはなれんです。

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