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2012年11月14日水曜日

案外早く来たステルス時代

 野田が年内解散の約束をしてしまったようですね
…無茶しやがって
さて、今回は中国が出してきた二機目のステルス戦闘機J-31についてのお話です。

小官はかつてこの記事の中で基礎理論はオープンだし問題なのは設計に使うコンピュータの性能なのだから、まあ2010年代後半以降には主だった国々から雨後の竹の子のごとく次々とステルス機が出てくるでしょうといったわけなのですが、その読みより少々早い感じですね。

…まず、高機動が可能な空力設計とレーダーに対するステルス性を両立するためには、おおむね角度の揃えられたジグザグの平面形で全体を統一しつつ基本的な武装は機内に格納する必要があることから、単なる設計云々ではどうしようもない部分として高出力のターボジェットエンヂンが必要だという事情があるのですが、こいつやライトニングⅡのようなサイズの機体であれば双発機とすることで必要な推力は確保できるはずなのです。
故にライトニングⅡのライセンス生産が決まったためにどうやら水子になったっぽい心神であるとか、ぶっちゃけ音信が聞こえてこないKFXなんかのようにこのへんのラインを目指した中型双発という形式でステルスを目指すのは理に適った事であります。

ただし、それはただ単に在来型のレーダーにとっとも写りにくいという機能をマルチロール戦闘機に付与する場合の話であって、例えば今回中国の開発したJ-31がライトニングⅡと実際に戦って勝つためにはよりすぐれたデータリンクや搭載センサーの実装が前提になると考えます。

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