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2008年7月16日水曜日

ツェッピリン再来?

ソースが軍板なので信頼性はちょっと疑問なのですが、なんでも技本がXF-5系統を元に推力12tクラスのエンヂンが自主開発できそうだと言っておったそうで、これがマジネタであれば心強い限りです。

…おおまかに計算してラプたんの推力がF-119双発の約32t
でもってライトニング2がF-135単発の18t
スホーイ50は細かい情報は今のところ不明ですが14.5t程度のものを双発にするという話ですので、12tの双発でF3を自主開発となれば、とりあえずそこそこ良さそうなのが出来上がりそうです。

とはいえ、実際に技本がエンヂンをこしらえてくれなきゃ論じる材料というもんが無いのですが。

一方アメリカではボーイング社が実用飛行船の開発を始めたのです。
なんでも、ヘリでは40t以上の重量物を運搬するのは構造的に難しいということで飛行船にスポットライトが当たったという話らしいのですが…

そりゃ小官も飛行船は大好きです。
通勤大戦争とか好きです。(飛行船好きとはなんか違うか)

しかし、飛行船が廃れたのにはきちんとした理由があります。

世間一般ではヒンデンブルクの事故から「水素ガス危険」が原因と思われていますが、これはちょっと違います。

「飛行船の弱点」それはズバリ風に弱い事です。
魔女の宅急便でも似たようなシーンがありましたが、実際飛行船は図体の割に出力が大きくないので風に弱いです。
それも特に縦方向の気流に弱い。

 かつて米海軍の飛行船が悪天候に遭遇して墜落する事例が度々ありました。
上昇気流に巻き込まれると、気圧の低下で気囊が破裂する恐れがあるので、ガスを抜いて浮力を落とす。
逆に下降気流に巻き込まれると、今度は地面に叩き付けられるのを避けるため、バラストを捨てて機体を軽くする。
…これを続けてバラストもガスも使い切ったところへ下降気流が来るとあとはお察しくださいというわけです。

ましてや昨今は地球温暖化の影響か、ハリケーンも大型なものが出やすくなってます。
このあたりを考えると、乱気流の殆どない亜成層圏あたりで運用するのならばともかく、こういったVTOL的な用途の飛行船にどの程度の実用性があるのかこれもまた疑問であります。

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