今回は読売新聞から。
老朽化のためにシャトルの退役が決まったものの、後継機の開発が遅々として進んでいないとの事で、NASAはJAXAに
「HTV売ってくんね?」と言っておったようです。
まだ実機飛んでないんですが、にもかかわらずNASAがこういう事を言ってきたのには、派閥の関係上どうもロシヤ機の購入には議会からの抵抗があるので、日本機を導入できないかという話らしいのです。
で、これに競合する機種としてEUのATVという機体があり、こっちは日本機より開発が一歩先んじているのですが、大型貨物が積めないという欠点があるので、HTVが注目されたという事情があるみたいです。
ATVはより大型の太陽電池を装備し、補給能力も8トン以上あるので一見、こちらの方が有利に見えますが…
仕様を見てみると、どうも推進材や生活必需物資の補給という方面に寄せた設計がなされておるようで、この点が
「ISSを増設するため、大型のモジュールを持ってゆく」
という、これまでシャトルが遂行していたミッションに対応しにくいと判断されたゆえんであるように思われます。
で、二面で科学部の安田さんというライターが
「あくまでも棚からぼたもちなんだよ?」
と言っておりますが、まあその通りでありましょう。
願わくはHTVをアメリカに売った利益で
「ふじ」の開発を…
とも思ってしまいますが。
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