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2010年3月10日水曜日

軍隊の情報化

 なにやら韓国陸軍が陸上自衛隊との模擬戦に勝ったとセンセーショナルに騒がれているようですね。

…これを受けて自衛隊弱いとか言い出す人達もおるようですが、小官の見解は少し異なります。
この模擬戦が行われた韓国科学化戦闘訓練団というのは、どうやら情報化の時代に合わせた戦闘技術の訓練を行う機関のようで、自衛隊ばかりではなく過去にも諸外国の部隊を招待して同じような模擬戦を行っているようです。

日本で言うと技本の「先進装具システム」

…一時期ガンダム開発計画とも騒がれたアレがあちらでは実用化に近い状態にあり、諸外国の軍事関係者を相手にそれを応用した戦闘技術のデモンストレーションをやっているというわけです。

で、当然の事ながらこのような場では
「わが国が開発した情報技術を応用すればこれだけ有利に戦えますよ」
と、アピールする事が目的なわけですから日本側はこういった情報技術の恩恵を受ける事無く、従来の戦法で闘ってどれだけの違いが出るのかを比較するわけです。

韓国陸軍と陸上自衛隊のどちらが強いかを比較するのではなく、韓国軍が導入を進めている情報技術が戦場でどのように役立つかをアピールすることが目的なわけですから、勝った負けたの話ではないわけです。

ただし、防衛関係を仕分け仕分けして現状維持を続けた場合、情報関係の軍事技術で遅れをとってしまい、いざという時に今回の模擬戦のような結果に終わる可能性があるというのは事実です。
そういう点では、例えば兵頭二十八氏の主張みたいなのはもっと深刻に受け止められなければならないと小官は考えます。

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