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2010年10月6日水曜日

尖閣問題に対する沖縄の反応

 AHSが今度鷹の爪の吉田君をボイスロイドとして出すようですね。
しかし、月読兄弟パック並みの価格設定ってどうなの?

…これは多分キャラのライセンス料ですね。

 それは置いといて、中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりをかました件でゴタゴタしてるのを受けて去る10月3日沖縄では二つのイベントがありました。
その一つは幸福実現等を中心とする団体による平和行進
もう一つは琉大祭の自治会主催による講演会です。

つまり、今回の一件について右派と左派両方の主張を聞く事の出来る面白い機会が巡ってきたわけであります。

 と、いうわけで体調があまり良くないくせに那覇から宜野湾まで駆けずり回ってきました。
スケジュールを検討したところ幸福のイベント開始が13時で琉大が14時だったので最初に県庁前へ向かい、次いで琉大祭へ行くというプランを立てたのですが、結果的にこれが大当たりする事となりました。

最初に幸福実現党ですが、11時頃から県庁前にそれらしき人と車列が集結しはじめ、正午ごろから金城竜郎氏他幸福実現党の弁士による街頭演説が始まり、小官はこれを聞く機会を得ましたが、基本的に同じ内容をずっと繰り返しているだけであまり新奇な知見は得られませんでした。
最低でも
「何故中国は脅威なのか」
「日米安保とはどういうことなのか」
「それが今回の尖閣の件にどう関わるのか」
…といった事を説明して賛同を求めていくという丁寧さが欲しかった。

というか、あのへんうろついてたらニューモの人に放射性廃棄物地層処分についてのアンケートとかいうのをされたんですが、要するにそういう人達が集まっているのかね?

 次いで琉大祭の講演会ですが、これは琉球新報の政治部部長の人と社会評論家の人を呼び、公演の後に参加者と意見交換をするという形式のものでした。
ただ、主催者によると不快感を示す人もいるので客が勝手に写真を撮るのは遠慮して欲しいとの事でした。
…自分達の主張に自信があるのなら、まるまる三時間動画に撮られて世界中にインターネットで流されたって痛くも痒くもない筈なんですが。
内容に関してはブン屋さんのは沖国大ヘリ事件の件なども紹介しながら
「基地被害を訴えてゆく事は沖縄の新聞の社会的責任だと思います」
社会評論家のは将来予測される米中激突についてデータを提示しながら
「中国脅威論で日米安保を強化しようという動きに騙されてはいけない」
…ってなものでした。
講義資料はきちんと貰ったので気が向いたら注釈付きでアップするかも知れません。

ただし、面白いことには右は安保絶対賛成で左は絶対反対。
…ところが馬鹿ポッポが今日の尖閣の事件の原因を作ったと言う点では両方とも一致しているのです。

かつて林信吾という自称ジャーナリストは、その著書反戦軍事学の中で面白いことに日本の極右も極左も反米という点では一致しているという趣旨の事を書いておりましたが、少なくとも沖縄ではその話は過去のものとなりつつあるようです。

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