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2013年12月25日水曜日

ガンダムが人型でなくてもいい理由

 重体が報じられていたカラシニコフ氏ですが、このほどめでたく天に召されたようです。

・・・間接的に殺した人の数考えると確実にローゼンバーグあたりと一緒に下の方じゃねーのかとも思いますが。

 さて、世間様はクリスマスだったようですが、今年最後の投稿という事で小官は関係なくテクノロジーの話を始めちゃったりします。
某アニメの世界で戦闘用ロボットが手足を持っている理由としてAMBAC機動というものを可能にするためだという話がありますが、この度そういう夢設定をぶち壊しにするようなものがスイスから出てきました。

 まあ、この技術自体はリアクションホイールと称して既に人工衛星の姿勢制御などに古くから用いられているものなので、推進剤を使わずに宇宙空間で姿勢を変えるなんて事は、残念ながら別にロボットアームなど使わなくても可能なのです。
更には国際宇宙ステーションなどになるとコントロールモーメントジャイロと称して既にリアクションホイールとはけた違いの角運動量を発生させることのできる装置が搭載されていたりします。

なので、今更野暮な指摘にはなりますが宇宙空間で戦闘ロボットを運用できるような技術水準だと、残念ながら何も付いてない単なる球体状のメカであっても"姿勢を変えるだけ"であればびっくりするほど髙い能力を発揮可能なのです。
従って今後あの種のロボットアニメを作る場合に"単にカッコいい"だけではない技術上の必然性として人型形態を説明するためには、例えば中の人が人間型をしているのでロボットも人間型に作る方が操作を学びやすいとかそういった別の方向での説明が必要になるものと思われます。

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