このブログを検索

2008年1月12日土曜日

嘘から出るまこと

今回はコントを一休みしてまぢめにやります。

あらためて明けましておめでとうございます。
ヨーゼフ・ハインフェッツ一等厨尉であります。

ヒラリーさん来ましたね、ヒラリーさん。
ヒラリー・クリントン米合衆国大統領と言えば、小官が思い出すのは去年か一昨年あたりに本屋で一読して忘れていた仮想戦記小説です。
 今では題名すら定かではありませんが、たしかあの女史が大統領になって親中派であったビル・クリントンの方針を継承した結果、
「今ならヤれる」と判断した中国が、遂に日本へ喧嘩を売ってくるというような話でした。

ただ…しょっぱなで東支那海上空にて航空自衛隊のイーグル二機が、中国空軍のスホーイ四機を燕返しではたき落とせば、日本政府は朝日の先手を打って「先に撃ったのは中国軍」と発表するし、肝心な所でヒラリー大統領がラジコンヘリで暗殺されたのをきっかけにアメリカが日本に味方して中国海軍みぎゃあ!
…でもってきわめつけは海自の潜水艦が「どさくさに紛れて」尖閣諸島のガス採掘施設を魚雷であぼーん。

SFとミリタリーで業界トップの不確かな情報を提供している小官が言えた話でもありませんが、だいたいこんなお気楽な話を書くような人は無責任艦長シリーズでも読んで喜んでいればよいのです。
それをんなアホみたいな日本最強伝説を垂れ流すから、極東板ならばまだしも軍板のような比較的まともっぽい所にまで中国ヘイトな程度の低いのが湧いて出るようになる…まったく困ったものです。

まあ現実には、日本にせよ中国にせよ極東にスーパーパワーが生まれる事はアメリカにとってマイナス以外の何物でもないので、仮にアメリカに親中政権が誕生したとしても、いきなり日米安保を破棄するなんてアレな事はやらないでしょう。
二カ国ないし三カ国を対立させておき、いちばん弱い陣営にテキトーに肩入れして対立を長引かせることによって彼等が己に対抗し得る力を持ち得ないようにする…ってな外交の常道です。

ただ、中国やロシヤが近頃急に金持ちになった事もあり、今後起こり得るかも知れぬ「第二次日中戦争」については、まともな筋でも結構論議されており、これは「本当に」意識しておくべき話題です。

例えば、あれは99年…いや97年の事だったか、小官は本屋にてこれまた一冊の文庫本を手にし、扉に書かれていたあらすじにざっと目を通した後、元の棚に戻した事がありました。
たしかトム・クランシーとかいう人の書いた話で、テロリストにハイジャックされた旅客機がホワイトハウスへ突っ込む話でありました。

おりしも、他ならぬこの日本にてどこかのカルト教団がテロをやらかしたばかりの時期でしたが、まさかんな面白すぎる事が実際にあるわきゃねーよなというのが、当時小官の抱いた感想でありました。
…よりにもよってその数年後に現実に起こってしまったわけですが。

つまり、何が言いたいのかというと、「んなアホな事あり得ない」というのは結局、自分の見たい物しか見えてない人のいう事で、実際のところ「あり得ない」だけはあり得ないというのが、より妥当な認識じゃぁないのかって事です。

無論、だからと言って戦争になると決まったわけでもありませんが。
しかしあり得ないと思っていた事が実際に目の前で起こったあの時、平和幻想を打ち砕かれたアメリカ国民が、その後どんな反応を示したのかという事を考えると、既に一部の専門家が「第二次日中戦争」の起こる可能性を考え始めているのにも関わらず、大部分の一般人は明日も平和である事を疑いもしないというこの国の現状はかなり危ういんではないかと思うわけなんです。

0 件のコメント: