新年、明けまして御目出度うございます。
ハンス・シュミット二等厨尉です。
先年中はうちの艦長が皆様にたいへんご迷惑をおかけいたしました。
今年も四畳半電波塔をよろしくお願い致します。
ほら、艦長も!
えー?
「えー?」じゃありませんよ、まったく!
一週間足らずの休みでよくもまあ、そこまでダルダルになれますね?
みなさん、あけおめことよろ
…寝るぽ。
寝るな 寝るな!
このブログを自分で始めといて面倒臭くなったら枯らす気か?
それがブログってもんの常じゃん、ってか月一更新でもいいじゃん。
さあ、初夢初夢…ジュセリーノみたいなのが見れるといいな。
これが済んだら徹夜で初夢見てていいですから…
おっしゃ、始めるか!
四畳半電波塔読者の皆様、新年明けまして御目出度うございます。
ところで、三日のローマ帝国の特番ご覧になられましたか?
蛙男商会がアニメ担当してましたね。
なるべくしてなる人は、ネットからでもメジャーになるんですねぇ!
さて、今年も四畳半電波塔はSFと軍事、そしてちょびっと政治でやりますので、今後の記事にもどうかご期待ください!
と、いうわけで、今年始めの電波解析コント
「反戦軍事学を笑う 第三部」開始します。
ハンス、資料!
はっ、今回のお題は「反戦軍事学」第三章
「愚かしき軍事談義を論破する」です。(何なのこの艦長は)
本章の見所は何と言っても、冒頭の「国防」という本をホホイ大先生がちょんちょんばらばらに喰い散らかすところでありましょう。
この本の著者、ゲル長官はガミラス人なので…
ガミラス人!?
おうよ、ガミラス人じゃなきゃなんで「ゲル」なんて名が付くさ?
「しげる」です。「いしば しげる」ね、誤変換のせいで「ゲル」になっちゃってるけれど、れっきとした日本人ですから。
だいたい艦長も、中の人は沖縄人でしょう?
小官は中も外も独逸人だぞ?
……
……
出自の問題は避けましょうか、ややこしくなるので。
珍しく賢明な判断だな、先任。
とりあえず、反戦軍事学の第三章は軍事談義の論破とか言っちゃって結局はヘイトスピーチに終始しちゃってるので、正直言って
「正月にするような話じゃない」のだが、予告した以上はね…
うそこけ、さっきまでジュセリーノとか言ってたくせに。
だいたい「今日やる」とは予告しなかったし。
とにかく、ヘイトスピーチに終始しちゃってる第三章の中でどうにか読めるのがホホイ大先生×ゲル長官のくだりであるわけだ。
艦長… また語弊ありまくりな言い回しを…
これはホホイ大先生がゲル長官の事を「同じヲタク」と認識してある程度きちんとやっているためであろう。
これが兵頭二十八や上坂冬子なんかだと明らかに右翼として相手にしていないフシがあるし、小林よしのりになると、もう漫画家として切っちゃっている。
ちなみに、この人達も人間である以上やっぱ間違いをしたり、バイアスのかかった情報を流していて、この点はネットでも叩かれてる。
とくに兵頭二十八氏にいたってはMDを「全く無益」と断じるなどの事情により少なくとも電脳世界での評価はそう高いものではない。
ところが、ホホイ大先生はこの件をご存知ではないらしく、ネット右翼のカリスマとか言っちゃってる。
…人様のブログのコメント欄へはやってくるのにね。
はいはい、要するに艦長は石破長官の話だけ扱いたいんですね。
たしかに、この段では石破長官が自著の中で徴兵制は防衛戦略上意味が無いから反対だと主張していると指摘しているにも関わらず、全体的には石破氏は徴兵制肯定論者だという論調で述べられており、傍観者の視点からは「ヲタの内ゲバじゃねえの、これ?」という状況なんですが、第一部のシュミレーションとやらの内容を間接証拠として考えると、現状に対する認識がおかしいのは明らかに林信吾の方であると判断した方が妥当であるように思われます。
…美味しいとこ全部取りやがって!
ちょっと艦長、まさかこれが全部だったなんて言いませんよね?
も、もちろんだとも。イラク戦争の大義云々がまだ残っているな。
まずあの戦争、アメリカの側に大義があったのかと言うと、これはかなり怪しい。
が、ゲル長官は官僚だから、建前上国の方針を弁護せざるを得ない。
これをいいことにホホイ大先生は好き放題やっているんだが、やっぱりと言うべきか派手に行き過ぎをやっているな。
行き過ぎ…ですか?
そう、日本の自衛隊はイラクと戦ったわけではない。
戦争で荒廃したイラクへ復興支援をしに行ったのだ。
…ぶっちゃけ派遣したのが主に給水車というしょぼさだったんだが。
人助けしに行くのに、アメリカの大義に賛成したのなんのという事が関係あると思うか?
いや…イラクの人たちがいやがっているのならともかく、戦争の後始末に手を貸すのと戦争の大義に賛成するのとは別問題だと思います。
うむ、おそらくは野党が自衛隊のイラク派遣について、戦争の大義が云々言うのは、自民を叩きたいがためのスタンドプレイであろう。
…これが日米安保あたりを攻撃するのならまだ説得力もあるというものだが、ホホイ大先生はこう書いている。
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しかし、イラク戦争について今後問題にすべきは、
「その判断は明らかに誤っていた。さあ、誰がどのように責任をとるのか」
という話ではないか。石破氏の言は、説明どころか、言い逃れと呼ぶにも値しない詭弁である。
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変じゃないか。一体何の因果で、アメリカ政府のやった事の責任を、日本の官僚が取らにゃならんのだ?
「小泉さんはブッシュを制止しなかったじゃないか」とでも言いたいんじゃないんですか、この手の人達は。
「内政干渉」って言葉の意味を知らないとしか思えない見解ですが。
こいつ、他人の台詞取っちゃったよ。
しょーがね。
えっと、あとこの章でホホイ大先生は核戦略についてもいいかげんな事を言っております。
相互確証破壊理論についての論議ですね。
その反証として広島と長崎の原爆投下を持ち出して、核兵器の有無と戦争抑止力は無関係と主張し、この論議ではほぼ確実に引き合いに出されるキューバ危機の事例については意図的にかスルー。
相互確証破壊理論についてはたしかに肯定論も否定論もありますが、
こういうやりかたはさすがに暴論でしょう。
また他人の言いたい事を…
ええと、追加するとマンハッタン計画に於いては原爆投下の目標は最初から日本を想定していたという説もある。
国力の関係上、独逸第三帝国は核開発がどうにか可能だが、日本には絶対不可能であると判断されていた。
ここで、仮に独逸へ原爆を投下して不発に終わった場合、その構造を分析され、核開発に使われてしまう。
だが、日本にはその危険性がないので、アメリカに逆らう国に対する格好の見せしめに選ばれたというのがその説の骨子だ。
これを採用すると、日本は核を持ち得なかったために、原爆の標的に設定されたのだという事になるのだがな。
艦長、それだけじゃないですよ。本章の中でこの人は
「なるほど。中国のみならず、米国に対しても、核兵器をちらつかせてものを言う国になろう、ということであったのか。」なんて書いてますけど、それ以前に中国は実際に核兵器をちらつかせて日本と外交してるんですよね。アメリカなんかはソ連を牽制するため実際に日本に使ったし。
いかにも、いかにも。ただし、相互確証破壊理論については日本も投資しているアメリカンMDが実験で優秀な成績をおさめているので、このセオリーは将来的に崩れてゆくだろうと予測される。
つまり、アメリカはともかく今後中国に対しては日本は核武装無しでものを言える国になるというわけだが、これはホホイ大先生の今後の反応が気になるところだよな。
しかし艦長、前回の反戦軍事学ネタでも同じような事を指摘しましたが、日本の迎撃ミサイル実験が成功しただけで、こう一気に時代遅れになってしまうような本ってのはどうなんでしょうね?
今のところ、林信吾がこの件に関してアフターケアをしているという話が聞こえてこないのですが。
先任、おまえさんは私の台詞を何度も取ってしまった事に対するアフターケアを考えるべきではないのかな?
いや、もう終わったし、約束通り徹夜で初夢見てていいですよ?
うん、だけどその前にお前さんと話を付けようじゃないか。
なんてこった… 正月の酔っぱらいほどタチの悪いものはない…
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