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2008年4月2日水曜日

神様アメリカ様

 去る日曜日、3月30日はどっかの商売の神様の100歳の誕生日だったみたいですね。
まあ、神様のことですから100歳でやっと一人前。
成人式ならぬ「成神式」ってとこでしょう。
ただ、小官も数年前猊下に拝謁した事があるのですが、あの痛々しいまでの足の裏の凹みよう…
「ご利益は結構ですから、早く医者
 (要するに宮大工の事)にかかって下さい!」
と思ってしまいました。

 さて、神様と言えば小官は先週

「三菱とサーブが提携したよ。わあい、これでMRJも安泰だねっ!」

と、やったばかりなのですが、どうもオブイェクト筋によると言う事全てあべこべに実現してしまうために、T−72神教徒から「逆神」として絶大な支持を受けているジャーナリスト神浦氏の託宣によりMRJには死亡フラグが立ったらしいのです。

死亡です
そう死亡です
死亡です(泣)

 なんか暗くなったので話題を変えましょう、今回はこめ国の超絶軍事技術について少々語ります。
けっこう古めのニュースなので既に取り上げているブログもあるようですが、シアトル近くの高速道路でFBIが核兵器と間違えて猫を摘発するという珍事が起こっておったようです。
本記事の中にある放射線測定器の現物については、確定的な情報が無いためにはっきりした事は言えませんが、学術分野で放射性物質の分析に使われるものであれば、半導体を利用して放射線のエネルギーから核種を推定できるというものが存在しています。
これは広く普及した信頼性の高い技術であり、例えば小官の地元でもとあるマスコミの人が琉球大学にイラクかどっかで拾って来た試料を分析してもらい、天然ウランと比較して明らかにU235の割合が低い事から「劣化ウランが使われた」と判定した事例があります。

 そして、同じテクノバーンにはUAV用合成開口レーダーの記事も出ております。
無人機が合成開口レーダー積むなんて…
似たような話でアメリカ様の合成開口レーダーと言えば、
「航空ファン」の5月号124ページにも合成開口レーダーの記事で
F−16用にグラマン社がSABRレーダーというものを発表したという記事がありましたので、これについてちょいちょいと調べてみましたところ、F−16のレーダーはどうやらブロック52あたりから採用されたAPG-68から合成開口化されておるようです。
そんで、Kojii.netから拾って来た
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米 Northrop Grumman 社は Singapore Air Show に、過去の経験を活かして自己資金で開発した AESA (Active Electronically Scanned Array) レーダー、SABR (Scalable Agile Beam Radar) を出展した。既存の F-16 にレトロフィットする目的で開発したものだが、他の機体や任務領域にも応用可能としている。F-16 に SABR を装備する際に、機体側の電気的・機械的インターフェイスをいじる必要はなく、既存の電源・冷却機能で対応できるとのこと。AESA 化により、状況認識能力の改善、高解像度 SAR (Synthetic Aperture Radar) の実現、インターリーブによる対空・対地捜索の実現といった利点が得られるとしている。2008 年の末に、Northrop Grumman 社が保有する Sabreliner を使ったデモンストレーションも予定している由。この機体には F-16 用のアビオニクスを一式搭載してあり、過去に F-16 用レーダーの試験に使っていた。(Northrop Grumman)
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この記事の内容と航空ファンの記事にあったSABRレーダーはF−35用のAPG-81の技術を応用したものだという話を合わせてみると、どうやらSABRレーダーとは、ライトニング2用のレーダーと同じ機能を持ったものをF-16に搭載できるようにしたやつみたいです。

 ミリヲタの目は往々にしてラプたんやらライトニング2やらといった華やかなスターに向かいがちですが、この子達がコスト高や開発遅延やらであまりうまくいってないという話の影で、実はどうして在来機やUAVといった脇役陣も着々と先端技術を取り入れてばけもん化しているというのがこの国の本当に恐ろしいところであります。

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