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2009年5月1日金曜日

九条信者が着々と後継者を育てている件について

 小官がこのネタを最初に目にしたのは軍板での事でした。
しかし気が付くと「痛いニュース」でも取り上げられており、中々に大事になっているようなので一応フォローしときます。

…ええと、さんざん既出ですがまず「憲法と銃刀法は違うぞ」と。
更に私見を述べさせて頂ければ、日本国憲法第9条は

1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
  国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
  国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、
  これを保持しない。国の交戦権はこれを認めない。

となっており、極端な言い方をすれば自衛隊の存在は明らかに違憲であるわけです。
”陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない”との文言がある以上
「軍隊ではなく自衛隊だ」と言っても言い逃れは出来ません。

しかし、戦略的価値も無いど田舎の貧乏な小国ならばまだしも、日本は何というか、アレげな国々に横付けするような形で存在している事に加えて、少なくとも名目上は世界第二位の経済大国であるため、結果的に他所の国の喧嘩に巻き込まれる可能性が高いばかりではなく、日本の財産が欲しくなったどこかのDQNな国が侵略戦争を仕掛けてくる可能性もあり得ると考えられます。

そんな場合、日本に何らかの防衛力が無いと、さっさと通り過ぎてゆくにせよ、日本に居座るにせよ他所の国からやって来た大勢の軍人が日本国民の意思とは無関係に日本国民の土地や財産、そして恐らくは命をも蹂躙してゆくわけです。

…こういうわけで、現在では解釈改憲という形で自衛隊を合法としているわけですが、無論これはかなり無理のある話です。

 というか、9条自体「米軍が日本を護るから日本は軍隊を持つな」という背景で作られたように思われます。
事実、朝鮮戦争で日本がお留守になるとアメリカは日本人に武器を与えて自衛させようと警察予備隊を発足させ、これが自衛隊の前身となります。

そこで「米軍が日本を護る」という前提が崩れた以上は、当然問題の9条を作り直そうという話になる筈なのですが、今回紹介したような極端な平和主義者の方がこれに反対しておるわけです。

…記事の内容を読む限りでは、このはえばる九条の会という団体が果たして本当に「9条とは何か」を理解してるか怪しいもんですが。

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