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2010年2月27日土曜日

ヤマハがやってくれました

 小官は昨年末、ボイスロイドのレビュー記事を書いた際
ボイスロイドは声に表情を乗せ、ボーカロイドは滑舌を良くする方向で…
つまりは互いの長所を取り込む形で進化するべきだというような事を言いましたが、どうやら企業サイドの中の人はかなり前からその点を認識していたらしく、ボーカロイドの音声合成エンヂンの提供元であるヤマハ社がボーカロイドをしゃべりに対応させると発表したようです。

他の筋からの情報も合わせると、この"VOCALOID-flex"はイントネーションの調整や母音の無声化に対応しており、しかも中の人の声はそのまま以前のボーカロイドから引き継ぐ事ができるとの事。

要するに、原理的には今まで商品化されたボーカロイドでもアップデータを適用してやればボイスロイドの"フレーズ調整機能"を取り込むことができるわけです。

ボイスロイドの裏技として、母音の無声化を使って殆ど子音のみを発声させることで英語の発音にも(カタコト発音になってしまいますが)対応させるというのがありましたが、今後はボーカロイドでもこれが可能になるわけです。

ただ、現時点では企業向けの提供がメインとのことで、今すぐ歌って喋れる新ボカロの登場というわけでもないようです。
しかしながらがくぽの実家がこれを元にした新製品開発の意向を表明したとの未確認情報も出てきているようで、中々面白い事になってまいりました。

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