このブログを検索

2007年9月30日日曜日

コンベン裏のおもひで その壱

 正味の話、シフト勤務はきついので号外を出すなど予定外の活動は実生活に干渉するので控えたいのですが…
今回コンベン裏に県民11万が集まって頑張ったというので、小官も何かリアクションしないわけにはいかないでしょう。

 そうですね、今回の話。小官も非常に問題視しており、文部科学省に真摯な対応を求める同胞達を小官も県外から陰ながら応援

…するかよボーケ!
出店のかき氷2リットルばかりドカ食いして頭冷やせよな!!

という事を言うのには当然理由があります。
「軍隊の命令で沖縄県民は集団自決した」これはダウト。
「捕まるくらいなら死んでしまえと教育されていたので沖縄県民は集団自決した」が正しい。
おじいおばあ達の証言を先入観抜きで無心に聞けば、これは当然のように判る話です。
即ち、「あの時は死ぬのが当たり前だった」と。そういう時代だったのだという事をみんな言ってる筈です。

===============================
大会では、「集団自決が日本軍の関与なしに起こり得なかったことを伝えるのは我々の責務」とする決議を採択した。決議文は10月中旬、福田首相、渡海文部科学相、全国会議員に提出する。
===============================
そおかぁ?そもそも教育があの時のアレだったら、仮に沖縄に日本軍が一人もいなくて、そこへアメリカ軍がやって来ても、そう簡単には「わーいチョコレートだぁ」とはならなかったんじゃないのか?
そもそも、自分で死んだのだから「自決」。これは屁理屈かも知れませんが、文字通りに取れば、「自分の運命を自分で決める」という事ですから、命を捨てずに投降した人達も広い意味では「自決した」事になります。
これが日本軍が住民を殺して回ったという話じゃ「集団自決」じゃなくて「虐殺事件」になっちゃいます。

 過去の恵まれない時代に起こった事件を、豊かな現代の常識で切り分けようとするやり方自体どっかで見たような気もしますが、
「日本軍の命令」という一文にこだわって不毛な神学論争をするよりかは「当時はそれが常識だった」という、一見地味だが実に恐ろしくそして教訓的な話をきちんと伝えてゆくのがスジだと思いますね。

そもそも証言では、具体的に日本軍がやった事は手榴弾や毒薬を配布して「そろそろ(その時)だ。覚悟を決めておくように」とほのめかしたという話で、「総員!自爆!!」という命令が出たなんて極端な話には中々お目にかかれません。
…と書くと、例によって左巻きの人達が
「JSFの旦那は偉いおぢさんからいくら貰ってるの?」
とか言いだす事が予測されるので、もっと判りやすい図式で説明致しますと、「パイレーツ・オブ・カリビアン」に海賊が仲間を無人島へ追放するとき、弾丸を一発だけ込めた拳銃を渡す話がありますよね?
あの時の沖縄はまさにそんな状況だったわけです。

 10.10空襲で那覇港に積んであった物資を、食料はおろか武器弾薬まで全部燃やされ、末期には「もったいないから」敵が目の前を通っても発砲しないというような状況下で、貴重な弾薬が住民に配布されたのにはどういう心理が作用していたのか…という事を考えると単純に「旧日本軍」という組織のみを非難してそれで問題を解決したつもりになっている方がはるかに危ないと小官は思いますね。

 さて、それを踏まえた上で言わせて頂くならば、
「またしてもコンベン裏か、つくづく因果なものだな。」
(某ガンダムキャラ風に)ってとこですかね。

※注:このくだりでシャアとラウのどちらを連想するかが「腐属性」を保有するか否かのバロメーターである

と、ゆうわけで次回からちょっとコンベン裏関連でまた沖縄の話をしたいと思います。

0 件のコメント: