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2009年10月14日水曜日

居て欲しい人が去って行く…

 著名な軍事評論家の江畑謙介氏が亡くなられましたね。
この世界ではかなり有名な方で小官が把握している範囲でも北大路機関週刊オブイェクト清谷さんとこなどなど様々な方面から訃報が寄せられています。

中国のハードパワーが急伸している昨今、日本は好むと好まざるとに関わらず米中の間で微妙な舵取りを強いられる事になり、更には民主党の政権奪取により、日米関係見直しの話が出てきている情勢で、彼の能力は本当にこれから必要になるものであっただけに、無念です。

…自国の国旗をチョキチョキするような政党が圧倒的な支持率で政権を取るかと思えば、こういった惜しい人が亡くなる。
どうも何かこう日本を衰退の道へ追いやろうという大きな歴史の流れが発生しているんじゃないかと思ってしまいます。

気が沈んだままでもアレなので、2ちゃんの気に入ったレスを貼り付けて自分を慰める事にいたします。
=アンダーセン基地童話集より抜粋===============
みにくいアヒルの子

あるところにみにくいアヒルの子がいました。
そのみにくさから、みんなからばかにされ、いじめられていました。
「おお、なんてみにくいんだろう。A-7Dがあるのに必要ないではないか!?」
「F-16のほうがつかえる子ではないかね?あんなみにくい子はいらないだろう」
「近接航空支援なんか、AH-64 にまかせればいいだろう。あんなみにくい子はどっかにやってしまえばいいんだ」
と、さんざんでした。
はじめのうちは、みにくいアヒルの子をかばっていた空軍も、しまいには、
「ほんとうにみにくい子。いっそ、陸軍と海兵隊へいってくれたらねえ」
と、ため息をつくようになりました。
キーウエスト合意があったため空軍にのこることにはなりましたが、せっかくのLASTEもなかなかじっしされず、
冷戦終結もあいまってついに空軍州兵や空軍予備役に追いやられてしまいました。
みにくいアヒルの子はそのまま活躍も無く消え去ると思われました。
しかしやがて湾岸戦争がはじまりました。
するとどうでしょう。
砂漠環境での機械的トラブルに悩まされたAH-64や、ろくに活躍できず撃墜数の多かったF-16を尻目に、
撃破数戦車987両、装甲兵員輸送車約500両、指揮車両等249台、トラック1106台、砲兵陣地926ヶ所、対空陣地50ヶ所、SAMサイト9ヶ所、レーダーサイト96ヶ所、
指揮所など28ヶ所、塹壕72ヶ所、スカッド発射台51基、FROG発射台11基、燃料貯蔵タンク8ヶ所、航空機地上破壊10機、Mi-17ヘリコプター撃墜2機という大戦果をあげました。
気がつけばもう、みにくいアヒルの子をばかにするものは誰もいませんでした。
なんと、2028年まで運用が延長されることが決まったのです。
みにくいアヒルの子は、りっぱなルーデルの子だったのです。
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