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2010年8月11日水曜日

民主主義って何でしたっけね?

 
折からの強風が吹き込んで扇風機のように回るペガサスエンヂン

 日曜の普天間基地は非常に残念な結果となってしまいましたが、今日は台風一過空気が澄んで気持ち良かったです
…やっぱり暑いけど。

話は変わりますが、フランスの極右政党が靖国に来るみたいです。

…極右は極右でも、フランスと言ったら連合国で第二次大戦では、独逸にコテンパンにのされた恨みがあるんで、枢軸側である筈の靖国神社に参拝するというのはちょっと不自然な気がしないでもありません。

まあ、靖国には過去にも各国要人が参拝しており、誰も靖国に参拝したからと言って必ずしも日本の過去の戦争を正当化するつもりは毛頭無いわけなんですが、菅内閣の連中にとってはそうではないらしい。

…この国の指導者は墓参りに行くにも他国の顔色伺うのかよ。

で、例によって日本の右派である佐藤守元空将閣下がトサカを立ててるわけです。

中国滅んでほしい病はスルーしておくとして…
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 今や『自ら守るべき国』を支配しているのは、左派社会主義者たちであり、本来あるべき『真性日本』の指導者たちに支配されている国ではない。

 特定アジア諸国に併合されたいと願っている、非日本人政権が支配しているとしたら、そんな国を『自衛隊は自ら守る』必要があるのだろうか?

 多くの英霊が、後に続くを信じて散華したいった「美しい国・日本」を守るのは分かる。左派に支配されないための「気概」を説いているのか?それとも“そうでなくなった国”でも守る気概が大切だというのか?

 防大時代から、我々はいつも討論して来た。「自衛隊が守るべきものとは何か?」と。今やその校長は親中派である。

 だから稲田女史に教えてほしい。この国が「社会主義体制」になっても、自衛隊は命を賭けて「その体制」を守るべきなのか否か?

 社会党の村山氏が首相になったときは、彼自身が豹変した。しかし今度は筋金入りである。我々が守るべきもの、それは昭和45年11月25日に市ヶ谷台で自決した三島由紀夫の「檄文」に集約されていると私は思う。

 中曽根首相時代にも「自らの国を守る気概」が強調された。しかし今や時すでに遅し、ではないか?
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 残念ながら、中の人が日本人だろうが外国人だろうが、日本のことを考えていようが日本をどこかに売り渡すことを考えていようが、日本国という枠組み自体を守るのが自衛隊の役割です。

自衛隊なり警察なりといった組織はあくまでも国の組織の一部であり、政権に何らかのモーションを加えるために活動することはできません。
また、今の政治が気に入らないからと言って国民が勝手に民兵組織を立ち上げて現政権を倒すことも犯罪行為です。

…三島由紀夫がダメだったのはそこの部分ですね。

ではどうするか?
実はそこが国民…他ならぬ有権者に求められる部分なのです。

 国民が選挙によって国家の代表者を選び、その代表者が軍隊なり警察なりといった国家権力を行使する機関を動かす。
これが文民統制というものであり、軍人の側から言うと
「あんたの言うことは気に喰わない、だけどあんたが
 好きなことを言える権利を守るためなら死んだっていい」
ということになるのだと私は理解しております。

…だからこそ、ともすると国益を進んで放棄したがる節すらある今の民主党みたいな輩は民主主義という枠組み自体を内側から破壊する危険な集団だと思うんですけどね。

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