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2010年8月25日水曜日

特攻ロケットの続報

 わが四畳半電波塔では昨年3月にコペンハーゲン・サブオービタルズなるベンチャー企業が弾道飛行型の宇宙観光ロケットを開発している件を紹介しました。

この種の宇宙観光プランでは、有人カプセルを低軌道に投入するのではなく、単にまっすぐ打ち上げて高度百キロメートル以上の宇宙空間まで到達させるので、秒速7.9キロメートルの第一宇宙速度を達成する必要がありません。

従ってさほど強力でもないロケットでも
「宇宙に行ってきた」
という条件を達成することが可能となるわけです。

実際、民間で初めて有人宇宙飛行に成功したスペースシップワンもこの弾道飛行で「宇宙に行ってきた」という条件のみを達成したわけです。

平和宇宙戦艦の杉山先生はなんかその辺を勘違いして飛行機型の宇宙船なら燃料の大部分を節約できるんだとか言っていましたが、ロケット型だろうが飛行機型だろうが、弾道飛行でただ単に「宇宙へ行くだけ」ならば比較的能力の低いロケットでも事足りるわけです。

…それはいいとしてこの会社の場合、ロケットの小型化を極限まで進めたせいかは知りませんが、有人カプセルが事もあろうに立ち乗りなんです。

そりゃたしかに軌道には投入しないので加速度は控えめらしいですが、搭乗者としてはちょっと不安すぎる構造です。

で、このロケットに今回ワイアードから続報が入ってきました。

まあ、「そりゃそうだ」という話ですが、今回はまず安全性を確認しようという事でダミー人形を乗せての試射となるようです。

それはいいとして、ロケットを載せた筏をバルト海で曳航するのになんだってわざわざ潜水艦?

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