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2010年9月1日水曜日

音声合成にかんする各社の動き

 今回の民主党総裁選に関して、ばかポッポがトロイカ体制を主張し、
フレミングだよ!」と、やったようです。

スタンフォードでポスドク取った筈の男が組織運営のやり方と物理の法則を混同するとか失笑物だが、こんな男が本当に総理だったんだから笑うに笑えない話だよなと思っていたら案の定
宇宙語しか話せない伝書鳩はダメ
なんて声が党内からも上がっているようです。

まあ、小官は円が暴騰して企業がピーピー言ってるときに、国内ならまだしも党内の権力闘争に明け暮れるような、そもそも危機管理する意思すら無い連中こそがダメだと思うのですが。

 床屋政談はこの辺にして、うちでは先週インタネ社が有料サービスながらも新製品をVOCALOID-frexに対応させた話をしましたが、ITメディアの記事の内容なども参照した結果、国内でVOCALOID製品を提供している各社の動きがボンヤリとながら見えてきたのでまとめてみます。

まず、VOCALOIDのそもそもの開発元でありトーク対応のfrexも出したヤマハ社は今回サードパーティ製ではない純正品として
「VY1開発コードMIZUKI」というのを出したようですが、ITメディアの松尾記者によると、これはヤマハがVOCALOIDの開発元として新技術を出してくるときに自由に使える音源を確保しておくという意味合いが強いのだそうです。
つまり、新技術が真っ先に投入されるのがヤマハ純正のVY1という事になるわけですね。
価格が安い上に新技術も次々に投入されてくるとなると、今後数年単位の時間をかけて根強いユーザー層が育ってくる可能性は大きいです。

一方、国内で最初にVOCALOIDを出したクリプトン社はミクに続いてリンレン・ルカもAppend化して声の幅を広げ、さらにはMEIKOもエンヂン乗せ換えでVOCALOID2エンジンに対応させる予定なのだそうです。
ここはキャラクターボーカルという営業方針を最初に打ち出した会社としての矜持といったところでしょうか。
ただ、同じキャラクターで多少声色を変えるためだけに更に一万円という追加投資をする消費者がどの程度居るかと考えると、ちょっと微妙な戦略なんじゃないかとも思いますが。

で、松尾記者のこの記事ではキャラクター路線の継続ということで一からげにされているインタネ社とAHS社ですが、前述したようにインタネ社は新製品のfrex対応、AHS社はそもそもエンヂンの異なるAITalkをキャラ付けすることでトークに対応という形になってるみたいです。

月読ユーザーの小官としては、VOICEROIDは最低限の設定でそつなくしゃべってくれるものの、声に感情を込めるのにユーザー側で一工夫も二工夫もする必要があるので、やっぱり読み上げスピードと声量・ピッチを中心により細かく動的な設定を施せるようなアップデートがなされるとうれしいのですが。

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