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2007年6月13日水曜日

爆厨タイーホ

自前回線引いて以来、ほぼ日課となっているウェブチェックをしていたら、果たせるかな、おあつらえ向きの事件が発生したのです。
http://www.asahi.com/national/update/0611/TKY200706110269.html
やっだねぇ、こんなのがいるから小官のようにハ○ズ大好きな日曜サイエンティストが益々肩身の狭い思いをすることになるではありませんか。

えーっと、そんで今回問題になったブツですが、これですね。
http://wkp.fresheye.com/wikipedia/%E9%81%8E%E9%85%B8%E5%8C%96%E3%82%A2%E3%82%BB%E3%83%88%E3%83%B3
このリンクの中身は平たく言うと、過酸化水素系の漂白剤、てきとーな強酸(塩酸よりかはバッテリーの電解液の方が入手しやすかろう)、マニキュアの除光液。この三者を混合すると、TNTの七割程度の威力がある爆薬がしゃりしゃりと結晶してきますよ、簡単に爆発するから気を付けてね。
…という事です。

「ここにんな事書いて真似する馬鹿がいたらどうする」と、仰る方もおられるかも知れませんが、はっきし言ってテロ目的だろうが平和目的だろうが爆薬としてこんな不安定な物使うのは正真正銘のおばかさんです。
http://page.freett.com/rudorufu227/syo2.txt
なのでどっかの社会不適応少年がこの小説みたいな事を企んだ場合、
まあ、最近の高校は特進クラスの秀才君たちにも受験にキク事意外はあんま教えないので、ほぼ確実にアフロ化(スキル不足による爆発事故でイカした髪型になること)します。
…まあ、逆に言えば今回捕まった人はまずまずの量の過酸化アセトンを爆発させずに保管するだけのスキルを保有していたという事ですが。
で、
http://www.blog-headline.jp/archives/2006/09/tatp.html
ここに収集されているブログを見ると、
・材料が入手しやすく、合成も比較的簡単
・窒素を含まないので通常の検査に引っかかりにくい
・ネットに作り方が広く出回っている

…などといった理由により一部のテロリストのホープとなっているが、実際には実験室での不注意による爆発等が結構報告されており、つまるところ「厨房爆薬」に他ならないのだそうです。

そもそも爆薬というものは、破壊力も大事だが、もっと大事なポイントとして、
「安定性」つまり必要なときにしか爆発しないという点があります。
・初期型ノーベル爆薬(ニトロに雷管付けただけ)
・下瀬火薬(まんまピクリン酸)
といった爆薬はその安定性が決定的に不足していたために、
「そんなおっかないモン使えっかよ!」となって市場を追放されたわけです。
そうすね… ズボンのポケットにかんしゃく玉を満載した小学生がけっつまずくところを想像して頂ければ、一般の方にもそのおっかなさというものが少しは理解できるかと存じます。

で、以外に思われるかも知れませんが、プラスチック爆弾の原料としてあまりにも有名なHMX(俗にオクトーゲンとかC4とかいうやつ)は、この安定性がかなり高く、ハンマーでひっぱたいても摂氏二百度程度まで加熱してもなかなか自然発火しないのだそうです。
つまり、安全かつ破壊力が高いという特性があったために、HMXは高性能爆薬の代名詞となるほどポピュラーになれたわけなのです。
ただし、之の合成にはなかなかにマニアックな試薬をてんこ盛りに使用致しますので、その分足が付きやすく、C4そのものを何かで入手できたとかいうケースでもない限りやっぱテロには使えなさそうです。

となると、安全に爆発テロを実行(って何じゃいな)するためには、やっぱオーソドックスにアンフォとかTNTとか、或いは合成の腕前に自信があるのならコルダイトを自作して使用する…といったあたりに落ち着きそうな気がします。
まあ、爆薬に拘らないのであれば、どっかの大学生がやったみたいにカ○ットコンロの○ンベをタイマー付きの電熱器の上に乗っけとくという手口もあるのですが、小官はテロのやり方を教えたいのではなく、あくまでも「使える爆薬を自作する」話がしたいので、こういうのは排除する方針です。

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