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2007年7月11日水曜日

日本のぉぉ!炭素繊維はぁぁ!世界一ぃぃぃい!!

こないだボーイング787がロールアウトしましたね。
http://ysaki777.iza.ne.jp/blog/entry/223714
ニュース映像であのグライダー的な優美さを持ったシルエットをはじめて実写で見たとき、小官は
「これは驚いた、F-2A支援戦闘機は試合に負けて勝負に勝っていたのか!」との感想を抱きました。

あの機体、一部のコアなファンがいる一方で、なぜホーネットをベースにしなかったんだとか一機120億はあきらかに高すぎだとか、まあいろんな事を言われています。
また、佐藤守元空将閣下が航空雑誌のコラムで指摘なさっていた通り、「素性の知れない競走馬より骨太の軍馬が欲しかった」というのが空自ファイターパイロットたちの偽らざる本音でありましょう。
(同じ空自でも宣伝屋とか技術屋にはまた異なる意見もありそうには思いますが)

しかし、生産者三菱重工はこの機体で炭素繊維を材料に十分な信頼性を持った航空機の主翼を量産する技術というものを手にすることに成功いたしました。
そして、この技術があったからこそ、ボーイング社は「三菱ならできる!」となり、軽量化で低燃費を狙った新型機の主翼の生産を三菱に一手に任せる…という事になったのです。

そのボーイング787ですが、既に六百機近い注文が入っており、21世紀初頭に於いて最も成功した旅客輸送機となることはほぼ確定みたいです。


こうした一連の流れを考えてみると、F-2Aはたしかに技術屋の暴走という要素が強い機体でしたが、これあることにより、とりあえず日本の航空宇宙技術が世界レベルに維持され、その事が今回のようなビッグビジネスにつながっていったというのは非常に大きいことで、その点を考えるのならば、一機120億というのは必ずしも高い買い物というわけではなかったんじゃないかと思います。

そして三菱はこのほど、自衛隊向けの新型輸送機と哨戒機をロールアウトしたそうです。
http://d.hatena.ne.jp/heinkel/20070704#p7
こいつの目玉は日本が自主開発したジェットエンヂンであるそうです。

と、ゆうわけでお約束どおり
日本のぉぉ!炭素繊維はぁぁ!世界一ぃぃぃい!!

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