のうみそスイッチ

　某NHK教育の番組には「おとうさんスイッチ」なる便利なアイテムが出てきます。
知らない人のために説明しておくとこれは

か・化石を掘り当てる
き・金鉱を掘り当てる
く・草薙の剣を盗み出す
け・契約の箱を探し出す
こ・小判を掘り当てる

…等といったボタンが五つ付いている装置で、息子（もしくは娘）がそれらのボタンから任意に選んで命令を下す時、男は愛を証明するために命（あるいは社会的立場）を賭してこれらの困難なミッションに挑まねばならぬというハラハラドキドキの冒険活劇であるわけです。
（あかんな、この程度ではネタにもならん…）

こんな意味不明な前置きをするのは人間の脳の「Rec」ボタンが発見されたらしいというニュースがあったからです。
今回発表された論文によると、24名の被験者に記憶テストを受けてもらい、そのときの脳の磁場変動を記録してみたところ、よく覚えていた言葉が脳に入る数瞬ほど前に内側側頭葉でθ波が出ていると判明したんだそうです。

で、この研究をしたロンドン大学の先生によると
「まずは最初の状態を計測し、それから被験者を訓練して特定の脳波を増幅させられるようにするわけだ。θ波が高いときは新しい情報を記憶できる可能性が高くなる」
との事。

ううむ、将来的に試験勉強の丸暗記には福音かも知れんが、良からぬ考えの持ち主ならば脳みそに電極をインプラントしてθ波を誘導し、マインドコントロールとかやりそうだ…