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2009年12月26日土曜日

APFSDSの話

 ワイアードが劣化ウラン弾についての話をしておりますので、今回はこれを紹介したいと思います。

…基本的には以前紹介した劣化ウラン関連の話とかぶる部分もあるんですが。

この記事の内容によると、米軍では以外にもタングステン系合金の開発がまだ成功していない事と(予算付けて研究すればすぐできると思いますが)以前小官が話したセルフシャープニング効果による微妙な貫通力アップ、そしてDU自体の焼夷作用による攻撃力向上への期待などからいまだに戦車砲弾にDUを使い続けておるのだそうです。

で、こっから先はどうも米軍の言い分らしいのでそこのところを差し引いて考えなきゃならんのですが、米国防高等研究計画局などではかなり前からこの問題に関して非晶質タングステンを用いるリキッドメタル計画なる研究があるのですが、これで砲弾のようなサイズの物体を作るのはまだまだ技術的な困難があるのだとか。

更に言えば、他国が戦車砲弾に用いているタングステン合金をラットに与えたところ高い発ガン性が確認された(そりゃ重金属だからね)ことから、「わざわざタングステンに換える必要もないんじゃね?」となってるんだそうです。

…個人的にはタングステンの重金属としての毒性より劣化ウランの放射性物質としての毒性の方が強いんじゃあないのかとも思いますが。

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